転生令嬢と元ヤン伯爵の歪な新婚生活

日峰

01:「初めまして、結婚してください」



「――初めまして、結婚してください」



 舞踏会の夜、令嬢ジゼル・アルヴィエは中庭で“拾った”初対面の男性にプロポーズされた。

 彼女は迷うことなくその手を取り、



「初めまして、お受けします」



 美しく微笑んだ。




 ***



『あーあ、生まれ変わったら一生働かないでいいお嬢様になりたいなぁ!』



 ――それは“私”の前世の口癖。

 ぐうたらで、めんどくさがりで、楽に生きることに全てをかけていた前世の“私”は、フィクションの中でしか知らない「ご令嬢」に憧れた。それはもう強烈に。

 生まれたときから使用人に囲まれ至れり尽くせり。

 年頃になればそれ相応の家に嫁ぎ、優雅な暮らし。

 紅茶を飲むのが「ご令嬢」の仕事。

 ――そう、思っていた。


 神様の気まぐれか、はたまた神様の気が狂ったのか、生まれ変わった“私”は憧れに憧れた「ご令嬢」として生を受けた。魔法が存在するファンタジーな世界の、アルヴィエ男爵の長女として。

 物心ついた頃にはなぜか“私”は前世の記憶を取り戻していて――なにかきっかけがあった訳でもなく、今世の記憶と地続きで前世の記憶を持っていた――前世からの夢だった男爵令嬢ライフを謳歌するつもりだった。だったのだが。

 神様は私の夢を叶えてくれたけれど、余計なオプションもつけてきやがったのだ。



『妾の子め!』



 ――私の母は、アルヴィエ男爵に仕えるメイドの一人だった。

 妾の子。愛人の子。早い話が疎ましがられる存在。

 父と正妻である奥様の間になかなか子が生まれなかったところに、その美貌から父に気に入られた私の母が私を生んでしまったため、それはもう肩身が狭かった。奥様からいじめにいじめられて――なんと、一緒にいじめられていた母は耐え切れなくなり、私を置いてどこかへと逃げてしまった。

 男爵である父は、母に捨てられた哀れな娘を路上に放り出すほど冷徹ではなく、私を屋敷に置いてくれた。私にとってありがたい話ではあったが、そのせいで奥様の怒りは更に私に向いてしまったのだ。



『どうしてあの女の子どもが屋敷にいるの!』



 奥様は私と顔を合わせる度にヒステリックに叫び挙句の果てには首を絞めてくるので、父は娘の身を守るためにも私を離れに閉じ込めた。

 閉じ込められたのは六歳の誕生日。私は悲観するどころか喜んだ。本をはじめとした娯楽は定期的に届けられ、食事はもちろん三食毎日運ばれてくる。これこそ前世の“私”が望んだ生活だと心身ともに満たされ――


 一年もすれば、ぐうたら生活に飽きてしまった。


 我ながらゲンキンだと思うが、外に一歩も出られない生活は息苦しかった。

 定期的に届けられる本はあっという間に読み終わってしまうし、空想のお話を書いて一人で楽しんでも常に虚しさが付きまとう。

 いっそ私も魔法が使えればもう少し監禁生活を楽しめたかもしれないが、この世界の魔法はごく一部の、選ばれし者しか使えない。男爵令嬢よりもっと身分の高い、それこそ王族や古い歴史を持つ由緒正しい家の方々が主に使えるようだ。

 神様も願いを叶えてくれるなら、こんな中途半端な形ではなくいっそのこと王女様に生まれ変わらせてくれたらよかったのに。

 とにかく外に出たい。外に出て思いきり体を動かしたい。人と話がしたい。そう日々想いを募らせて――



『舞踏会に貴女を連れて行きます』



 十七歳を迎えたある日、奥様が私を舞踏会へと連れだした。

 その舞踏会はどうやら前世で言うお見合いパーティーのようで、跡継ぎである長男を産んだ奥様が、私を一刻も早く家から追い出したいと考えてのことだったようだ。十一年ぶりに離れの外に出られたあの日のことは忘れられない。

 外の空気を味わいながら、もう二度とあの離れに戻るものか、と私は固く決意した。そして、



(結婚すればこの家から出られる! 絶対に旦那を捕まえる!)



 旦那様を捕まえるべく、意気揚々と舞踏会へと踏み込んだのだ。――が、しかし。



(だめ、気持ち悪い……。人多すぎ、照明明るすぎ……)



 十一年ぶりの人混みはかなりしんどい。十数分もすれば人混みに酔い、煌びやかな照明に頭が痛くなった。そのせいで私はろくに笑顔も浮かべられず、すごすごと撤退するしかなかった。

 外に出れば夜風が気持ちいい。噴水の水の音に誘われるように美しい中庭へと足を踏み入れて――男性が“落ちている”のを見つけたのだ。

 月の光に照らされる透き通った銀髪。伏せられた瞼を縁取る長い睫毛。大層整った顔立ちの男性は中庭の低木に寄りかかるようにして座りこんでおり、見るからに高級そうな衣服の裾は泥で汚れていた。



(……泥酔してる?)



 流石に見て見ぬ振りはできず、ゆっくりと男性に近づく。顔にかかった前髪を払おうと手を伸ばして――瞬間、ぱちりと開いた赤の瞳と目が合った。

 おそらくは自分より年上だ。二十代後半――おおよそ十歳差といったところか。

 男性は私を数秒見つめると、にこりと笑う。



「いい夜ですね」



 落ち着く低音に、驚きつつも頷いて応えた。

 男性はゆっくりと立ち上がる。すらりとした長身で、ご令嬢たちから引く手数多だろうなぁ、と他人事のように思う。

 男性はこちらに向かって手を伸ばしてくる――と思いきや、そのまま傅いた。そして、



「初めまして、結婚してください」

 


 ――プロポーズされた。

 そう、プロポーズされた!

 名前も知らない。素性も知らない。けれど今この中庭に入ってこられるのは、招待状をもらった貴族とその使用人のみ。着ている衣服からみて、使用人でないことは明らかだった。

 貴族だ。彼と結婚すれば、あの忌々しい家を出られる!

 ――二度と離れに戻りたくない私は、その一心で頷いた。頷いてしまった。



「初めまして、お受けします」



 そう返せば男性は一瞬赤の瞳を丸くして、それから笑った。

 これが私と夫――リシャール・デュジャルダン伯爵の出会いだった。



 ***



 プロポーズを受けてすぐ、私は名も知らぬ夫に手を引かれて馬車へと乗り込んだ。どうやら彼の屋敷に向かうようだ。

 夫は馬車の中で私に向き直ると、胸に手を当てて大仰に頭を下げた。



「私はリシャール・デュジャルダンと言います。お名前をお聞きしてもいいですか?」



 夫――リシャール・デュジャルダンに上目遣いに見つめられて、自己紹介がまだだったことに気が付く。

 名乗るより先に夫婦になってしまった。勢いとはいえ歪すぎる結婚だ。

 デュジャルダンという姓に聞き覚えがあったような気がしつつも、とにかく自己紹介だ、と会釈した。



「ジゼル・アルヴィエと申します。旦那様のことは何とお呼びすれば?」


「お好きなようにお呼びください」


「それじゃあ、リシャールさん?」



 呼びかければ、彼はなんだか腑に落ちないような微妙な表情を見せた。些か距離を縮めすぎだろうか、と慌てて呼び方を変える。



「リシャール様?」



 すると眉間に皺が寄った。「さん」も「様」も不本意らしい。

 流石に呼び捨ては厳しい。初対面で年上の夫をいきなり呼び捨てにする勇気はない。

 他の呼び方は、と模索して――



「リシャール……くん?」



 夫をくん付けするのはなんだか変な気分だったが、彼にとっては「さん」よりも「様」よりもしっくりきたらしい。満足げに頷いたので、「リシャールくん」と確かめるように再度その名を呼んだ。

 リシャールくん。うん、少しずつ慣れていこう。



「あとその口調も硬っ苦しいでしょうから、結構ですよ」



 微笑まれてほっと息をつく。

 この十年ろくに他人と会話していないのだ。敬語を使うことすら疲れの元で、距離を縮めるという意味でも、リシャールくんの言葉はありがたかった。プロポーズから始まったこの不安定すぎる関係を、できるだけ早く安定したものにしたい。

 私は素直に彼の言葉に甘え、言葉を崩して話しかける。



「だったらお言葉に甘えて……。リシャールくん、年上だよね?」


「ええ、おそらくはだいぶ」


「いくつ?」


「二十八です」



 夫は二十八歳。私は十七歳。つまり、



「十一歳差だ」


「年の差結婚ですね」



 ふむ、と夫――リシャールくんは腕を組んで何やら考え込む素振りを見せる。

 不都合だっただろうか、と結婚取り消しを食らうことが恐ろしくて、恐る恐る問いかけた。



「嫌?」


「いいえ、年下に手を出すクソ野郎という噂が流れてくれた方が私にとって都合がいいので」



 そう爽やかに笑ったリシャールくんはどこか胡散臭い。十一歳も年下の私に敬語を崩さないことからも、“裏”がありそうな匂いがプンプンする。

 それでも表向きは穏やかな態度を崩さない夫に、だんだんと気が緩み始めていた。



「女性関係で困ってたんだ?」



 問いかける口調もあっという間に砕けたものになる。

 リシャールくんは私の口調を気にする様子もなく、困ったように笑ってみせた。



「父が突然亡くなりましてね。放蕩息子が莫大な富を得たものですから、見合い話があちらからもこちらからも」



 放蕩息子。つまりはどら息子、不良といったところか。敬語を崩さずきっちりと服を着こんだ目の前の彼を見るに、あまり想像がつかない。

 リシャールくんの過去はともかく、彼の整った容姿を見れば見合い話が沢山舞い込んでくるのも納得だ。そして初対面プロポーズの訳も分かった。

 彼は“見合い話”を断るための“理由”を探していたのだ。その理由になぜ私が選ばれたのかは分からないが――タイミングよくあの場に居合わせたからかもしれない――おそらく私は虫除けならぬ令嬢除けとしての役割を期待されている。

 リシャールくんは苦笑を深めて問いかけてきた。



「ジゼルさんこそ、おじさんからのプロポーズを受けて後悔していませんか?」


「おじさんって歳でもないでしょ……。後悔なんかしてないよ」


「それならば、どうしてプロポーズを受けてくださったんですか?」



 リシャールくんからの問いかけにぐっと一度押し黙る。そして上目遣いで問いかけた。



「……気を悪くしない?」


「はい、もちろん」



 夫婦間で隠し事はよくない。私たちのような歪な夫婦関係なら尚更だ。

 後ろめたいことは早めにぶっちゃけてしまおう、と私は大きく息を吸って、それから口を開いた。



「早くあの家から解放されたかったから。一番手っ取り早いのは結婚して家を出ることだと思って。……私、妾の子なの」



 妾の子であることを隠しておくか一瞬迷ったが、隠しておけば後々面倒なことになるかもしれないと思い、早口でカミングアウトした。もし彼が血筋を重視する人物であればここで断られるだろう。

 数秒の沈黙。そして、



「でしたらこの結婚は、ジゼルさんにとっても私にとっても有益なものになりますね」



 リシャールくんはなぜか嬉しそうに、ニコニコと笑顔で頷いた。

 その笑顔の理由が分からないが、不純な動機も妾の子という事実も受け入れてくれたようだ。そのことにほっとしつつ、今後の夫婦生活について想いを馳せる。

 勢いで結婚してしまったとはいえ、夫婦は夫婦だ。前世は普通に生活していたが、今世ではほぼ監禁されていた身。世間知らずな部分も多いはず。

 リシャールくんに迷惑をかけないように令嬢――奥方としての振る舞いを学ばなければ。

 そこではたと義母の存在に思い至る。私の首を絞めた奥様ではなく、リシャールくんのお母様――つまりは姑だ。うまくやっていけるだろうか。



(後悔はしてない。……けど、不安だ……)



 二度とあの離れに戻らなくてよいという事実に浮足立っているのは確かだ。しかしその一方で、勢いだけで飛び込んでよかったものかとだんだん不安が顔を出す。

 ――と、馬車が動きを止めた。どうやらそれなりの時間考え込んでいたらしく、リシャールくんのお屋敷に到着したらしい。

 馬車の中から窓の外を見る。そこには――とてもとても大きなお屋敷があった。実家の屋敷の何倍あるだろう。とんでもない家に嫁いだかもしれない、とどんどん顔から血の気が引いていく。



(リシャールくんって何者? 家名は確か……デュジャルダン)



 デュジャルダン、デュジャルダン、と口の中で唱えて――あ、と思い出した。

 その名前を本で読んだことがある。今でこそ全ての国と平和条約を結ぶ我が国が、まだ周辺国と戦争をしていた大昔の話。目覚ましい戦果を挙げた英雄がいた、と。その英雄の名前は――デュジャルダン伯爵。

 彼は優れた魔術師で、我が国に大いなる勝利をもたらしたという。



(教科書に載るレベルのお家じゃん……田舎のしがない男爵令嬢が嫁いで大丈夫かな……)



 道理でこんなにも大きいお屋敷に住んでいる訳だ。

 リシャールくんはどんどん表情をなくしていく私の様子を知ってか知らずか、馬車から降りてこちらに手を差し伸べてくる。手を取れば、優雅にエスコートされた。

 馬車から降りてもなおエスコートしてくれる旦那様を見上げながら、思わず呟く。



「ひっろい屋敷に住んでるね……」


「……デュジャルダンの名前は?」



 自分の正体に気づかなかったのか、と言いたげな、少し驚いたような表情でリシャールくんは問いかけてくる。

 もう嫁いでしまったものは仕方がない。こうでもしなければ私はあの屋敷から出られなかったんだし、リシャールくん本人は私の身分を気にしていないのだから、私が覚悟を決めるしかないだろう。



「流石に知ってるけど、貴方がそこの家の人だとは分からなかった。まさか舞踏会の夜に中庭に倒れてる男の人が、名の知れたデュジャルダン伯爵家当主とは思わないでしょ」



 あけすけに言えば、リシャールくんは「ははは!」と声をあげて笑った。



「それは確かに。プロポーズを受けて頂いた身でありながら失礼なことを申しますと、もう少し警戒した方がいいのではありませんか? 私が悪い大人だったらどうするんです」



 にぃ、と目を細めて笑うリシャールくんは確かに“悪い大人”に見える。銀髪赤目という派手な容姿も相まって、中々様になっていた。

 このような表情ができるのは、そしてここまでしっくりくるのは、なるほど確かに“悪い大人”かもしれない。しかしリシャールくんが本当に“悪い大人”であったとしても、脅しのための演技だとしても、正直どちらでもよかった。

 なぜなら私にとって彼は――あの屋敷から救い出してくれた救世主だからだ。



「私をあの屋敷から救い出してくれただけで、もう十分。“悪い大人”でもそうじゃなくても、どっちでもいいよ」



 実の母に見捨てられ、屋敷の奥様にいたぶられ、父は優しいように見えて正妻を怒らせないように見て見ぬ振りをするばかりで。十七年間、私は“前世”で望んだぐうたら令嬢ライフを楽しむことができなかった。

 味方が一人もいないあの屋敷じごくと比べたら、きっとどこでも天国だ。

 心の底からそう思い、私は迷いのない口調で言った。そうすればリシャールくんはどこか複雑そうに微笑んで呟いた。



「頼もしいですね、我が妻は」



 ***



 華美な飾りのない、由緒正しい古くからの歴史を感じるお屋敷に足を踏み入れた。そのままリシャールくんの執務室に案内される。

 執務室の机の上には、リシャールくんの名前が書かれた婚姻届が置かれていた。準備万端にも程がある。

 彼もあの舞踏会で妻を絶対に捕まえるつもりだったのだろうか。それにしては中庭に“落ちていた”が。



「私は見合い話にうんざりして偶然目に止めた貴女にプロポーズし、貴女は家族から解放されるために私のプロポーズを受けた。よろしいですね?」


「異議なーし!」



 大きく頷く。するとリシャールくんは私に婚姻届と高そうな万年筆を差し出してきた。



「しかし私はプロポーズをし、貴女はそれを受け入れたのですから、正式な夫婦ということになります。構いませんか?」


「もちろん。よろしくお願いします、旦那様」



 促されるまま婚姻届に名前を書く。――これでもう後戻りはできない。本当に私は今夜初めて出会ったリシャール・デュジャルダン伯爵と結婚するのだ。

 後悔はない。むしろ清々しさすら覚えていた。

 書いた婚姻届をリシャールくんに返す。そうすれば彼は大切にそれを折りたたんで、胸元のポケットにしまった。



「父も母も亡くなっていますから挨拶していただく必要はありませんが……」



 さらっとご両親どちらも亡くなっていることを知らされて、驚きと共に少しだけ安心してしまう。今世では家族関係にトラウマしかない。



「ジゼルさんのご家族へのご挨拶は……」

 


 家族に挨拶。その言葉にびくっと反応してしまう。

 リシャールくんが語尾を濁したのは、私が妾の子だと知っているからだろう。私が望めば彼は挨拶に来てくれるようだったが、あの場所に戻りたくはなかったし、リシャールくんを招きたくもなかった。



「いいよ、どうせあの人たちは私に関心なんてないし。手紙で適当に伝えとく」



 手を振ってわざと軽く応える。そうすればリシャールくんは何か言いたげに目線を寄こしてきたが、それ以上踏み込んでは来なかった。

 大人な対応に感謝しつつ、ある一つの懸念に思い至る。名家デュジャルダン伯爵家に嫁いだと知って、奥様のお怒りに触れないだろうか。彼女は私が幸せを感じることが何より憎いようで、父が与えてくれた娯楽も度々取り上げられたものだ。

 ただまぁ、彼女も私を結婚させるために舞踏会に参加させたのだろうし、お望み通り屋敷を出ていくのだから余計なちょっかいは出してこないはず――と思いたい。



「でも、リシャールくんと結婚したって知ったら絡んでくるかも。面倒な人たちだから無視していいよ」



 早口で言えばリシャールくんは何かを悟ったのか、爽やかな笑顔で頷いた。



「大切な妻のご家族ですが、貴女がそう仰るのでしたら」



 踏み込まずに気づかないふりをして流してくれるリシャールくんの距離がありがたくて心地が良い。

 ふとリシャールくんが数歩こちらに歩み寄ってくる。そして彼は右手を差し出してきた。



「これからよろしくお願いします、ジゼルさん」


「よろしく、リシャールくん」



 差し出された右手を握る。初めて触れた彼の手は、思いの外温かかった。

 利害の一致で勢いのまま結んだ婚姻関係。一夜の過ち――ならぬ、一夜の結婚だ。これからきっと苦労することもあるだろうし、この日のことを後悔することもあるかもしれない。

 けれどジゼル・デュジャルダンになったその日、私は確かに幸せだった。


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