クアンケツ・ブースト(23,24話あとがき)
◆鬼が笑ったっていいじゃないか
「放課後のタルトタタン~穢れた処女と偽りの神様~」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054954440294
ランキングは252位をキープしております。ずっと星が入ってないもののこの位置につけているということは全体的に伸びてないんでしょうかね。
カクコンがはじまって3週という微妙な時期ゆえなのでしょうけど。新規参加も落ち着いてくる一方、完結作もまだ少ないでしょうから。
ここからカクコンと同時にはじまった作品が徐々に完結ブーストに入っていくのでしょう。
放タルは完結ブースト入るとしても応募締め切り以降なのが悩ましいところです。
まあ、大晦日に折り返しを迎えて一区切りつく構成ではあるのですけど。文字数的にもそこで10万字くらいになりますし。
◆23話「アダムスキー氏によろしく」
またも現代史要素です。メイプル・メイデンの90年代、夢路の生きた40年代に続き、60~70年代の話をしてます。いやあ、昭和も遠くになりにけりです(生まれてないですが)。
UFOブームも高校紛争も、実際にあった出来事なのですが、若い人は知らなかったりするかもしれません。前者は特に。学校でも習いませんし。
また、UFO事件は80年代末の机「9」文字事件も意識してたりします。結果的には全然違うものになったんですけど。気になる人はググってください。個人的に青春ミステリのイデアと思っている『密閉教室』でもこの事件を着想にしてたりします。
あくまで現実をベースにファンタジーを成立させようともがいている話なので、こういう史実を利用することになるわけです。
生徒会に関しては、当初は春風(弱気な方)の一人だけが登場して蒼衣とカナにめっためたに言い負かされてしまうという構想だったのですが、「こりゃ見ちゃおれん」と城ケ崎というキャラが介入してきたのです。なので、設定上も完全な部外者にしています。
◆24話「ドッペル・チェイサー」
名前だけは出ていたカナの妹アヤが初登場です。
これ以上脇役を増やしてどうしようというのだ、と言ったところですが、何も無駄に増やしてるわけじゃないんですよ。
アヤにも当然、今後出番があります。それにしたってもうちょっと整理すべきだったとは思いますが。
実は、この作品全体の中で最も古い原稿がこのエピソードになります。小説を書きはじめたばかりの頃の原稿ですね。ここ以外の部分は全部変わりました。
当時はなんとなく思いついて書いたエピソードだったんですが、ここらでアクションがあった方がいいかなあと流用しています。アヤも印象付けときたかったですしね。
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