15.臆病な私

 この気持ちに名前を与えてしまったら私は私でいなくなってしまう。この気持ちに意味と価値を与えてしまうことになる。気づいてしまうことになる。その名前に私の心が支配されてしまう。この気持ちは私だけのものだ。この気持ちを言葉にしてしまえば私はきっと元には戻れない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

あがにゃん140字百合小説 阿賀沢 隼尾 @okhamu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ