サプライズニンジャ理論における実証実験

@chauchau

舞台裏


A:「サプライズニンジャ理論というものを聞いたことはあるかね」


B:「どこかの偉い脚本家が唱えた奴でしたっけ。確か本当は理論ではなくて法則だったとか聞いたような気も」


A:「うむ。その辺は軽く調べた程度では分からなかったので曖昧にしておく」


B:「英語原文を読む気にもなりませんしね」


A:「シナリオを書いている際に、いきなりニンジャが現れて大暴れする。これによってより面白くなる場合、そのシナリオは面白くないという内容らしい」


B:「ドーモですか」


A:「一番分かり易く、一番面白くなるとは思うがそれは怖いので今回は使わない方向で」


B:「版権とかね」


A:「今回我々なんでも研究団が調査するのは、このサプライズニンジャ理論というわけだよ」


B:「いつも思いますが名前がギリギリですよね、うちのチーム」


A:「唱えたのが海外の脚本家のため、そもそもニンジャに対して過大な評価をしているだけではないかというお便りが届いたのだ」


B:「誰から」


A:「うちの娘」


B:「自作自演って知ってます?」


A:「知らん。言われて見れば確かにそうだ。どうしてニンジャなのだ。どうしてゲイシャでは駄目なのだ」


B:「その次はフジヤマですか」


A:「本当にいきなりニンジャが現れることでシナリオは面白くなるのか。これを追求してみようではないか」


B:「せめて研究って言いましょうよ、チームの名前的に」


A:「記念すべき第一回目の内容だが」


B:「あ。これ複数回続く感じですか」


A:「これだ!!」

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