常日頃の生活から突然、闇の中へ放り込まれ、恐れという人間のもつ感情の一つがとても伝わったきました。昔の記憶のシーンは、その状況や場、人に感情移入できました。
誰にでも起こりうる、娯楽である楽しさの中に潜む無情と絶望。主人公はこのループから抜け出すことはできるのか。小説の最後までサクサクと読み進めることができ、読み終えた後にもその先を想像し楽しめる作品です。
内容を言うとネタバレになるのであまり言えませんが最後まで読んでほしい作品でした。
コンビニの物置という日常的な場所から始まる異常。純文学的に進んでゆく主人公の孤独が次へ次へと文書を読ませます
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