その他雑記や雑感
応募前は必ず読もう!レーベルの作品!
はい、こんにちは。
今日は、公募に出す前の準備作業、その一つをご紹介します。
題して「応募先のレーベル作品を必ず読もう」です。ま、割と当たり前のことというか、もう既にやってる方も多いかと思われます。
敵を知り己を知れば百戦危うからず。
孫氏の兵法です。
ようするに、戦いは敵と自分とを明確に、そして正確にして知らなければ勝てないということですね。まして、現代は高度に発達した情報戦の世界です。
必ず読みましょう。
できれば、何冊か読みましょう。
そして、公式サイトで既刊の一覧表を見ましょう。
具体的には、これらの作業でカテエラ、いわゆる「カテゴリーエラー」を未然に防ぐことができます。実は、書き出す前、プロットやあらすじを作る前に読んでおくのが好ましいですね。ながやんは今回、ちょっと前後してしまいました。
例えば、ハヤカワ文庫のハヤカワSF大賞という新人賞があります。ながやんも何度か出しましたが、かなり狭き門ですね……そして当たり前ですが、SF、いわゆる「サイエンスフィクションの作品」のみを募集しています。
SFとはなにか、そういう話は今回は省きます。
個人的には、SFに大事なのはセンス・オブ・ワンダーですね。
それはさておき、ハヤカワSF大賞に異世界転生ファンタジーを送っても、これはカテエラとなる訳です。さらには、過去の受賞作や刊行された作品を読めば、大体の傾向と対策が見えてくるでしょう。
レーベルごとに、特色やこだわり、必要とされる内容が違います。
ハヤカワSF文庫では、硬派なSF、哲学のあるSFが好まれているように思います。単純に近未来化学とか宇宙ロケットとか、そういうSFガジェットを使っていればいいという感じではありません。そのモチーフやテーマを通して、人間と世界になにを訴えているのか……ある意味、エンタメ性よりそのあたりに力を入れてるのでは、と個人的に思いました。
ただし、考察と分析は大事ですが、間違えてはいけないことがあります。
それは「レーベルに合わせて書くものを変える」のではなく「書きたいものを受け入れてくれるレーベルを捜す」というのが、よりよい公募への参加方法かと思われます。
結局、今ながやんがやってることは例外であって、王道は「まず書きたいものを決める、次にその作品を受け入れてくれそうな公募を捜す」です。需要に合わせて作品や作風を変えるのは、それはプロとして働き始めてからでいいでしょう。
で、ながやんが今回、オーバーラップ文庫大賞への応募のために読んだのは……熊乃げん骨先生の「魔王と竜王に育てられた少年は学園生活を無双するようです」です。大変面白い作品で、凄く勉強になりました。
今後も何冊か読んでみたいと思います。
こちらはweb小説サイト「小説家になろう」で連載されていた作品ですね。
魔法の才能がなく、虐げられていた主人公が、偶然魔王と竜王(どっちも美少女)に鍛えられて最強キャラになり、その二人の封印を解くために勇者の子孫を捜して学園生活に挑む……というストーリーです。
この作品を読んだことで、色々なことがわかりました。
また、さらに同じレーベルの別ジャンル、人気作も読んでいきたいと思います。
まず、意外とえっちな小説OKなんだな、と。直接的な描写こそないものの、えっちなシーンがてんこ盛りですね。ただ、その描写はあまりねっとりねっぷりという感じではない様子。
また、ライトノベルの王道であるボーイ・イーツ・ガールや、最近の流行である無双、ハーレム、そして学園モノ展開などの要素が盛り込まれています。
意外だったのは、特訓や練習のシーンが結構出てくることですかね。
当然ですが、まずは自分の作品を完成させること、自分の作風で勝負することが大事です。こうした情報や知識によるメタ的な攻略は、あくまでその補助でしかありません。なにが流行りか、どれが売れてるのか……あまり気にし過ぎると「策士策に溺れる」という、最も危ない失敗を犯しやすいのも事実ですね。
ただ、公募に出すなら絶対にそのレーベルの本は読んでおいてください。
賞を取ってから授賞式で、実は何も読んでませんとは言えませんしね(笑)
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