私
...
わたしが人と自分に諦めたとき、わたしの中の彼女に気が付いた。彼女は、わたしが見ようともしなかった人で、無意識に存在を否定し続けていた。彼女はどんなときも冷たかった。だから、どんなに暖かいことも否定し、疑っていた。
彼女は“私”
わたしの目の前が暗くなった時、私はわたしと他人を恨んだ。
わたしの目の前が急に開け、明るくなった時、私はわたしを否定した。
彼女はわたしを許さない。
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