第52話 台湾有事は今年の年末年始に起きる! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥かも知れない?
「はぁーい、皆さん。お久しぶり」
「お久しぶりです」
「えーっと、
「最後が今年の7月でしたから‥‥‥4カ月ぶりでしょうか? 」
「はぁ。また、やるなんて思って無かったわよ」
「そこは同感ですね」
「あーあ、日本を抜け出してノビノビと暮らしてたのにぃぃ」
「ちなみに、どちらへ? 」
「‥‥‥ちょっと言えないトコ♪」
「はぁ。貴女の事ですから地球からも抜け出しているかと」
「ギクッ」
「ジョークのつもりでしたが図星でしたか」
「な、な、な、何を言っておいでだい? 」
「どもってます」
「うっさいわ! 誰が国際宇宙ステーションに忍び込んでたって! 」
「自分からバラしてどうするんですか」
「あら、アタシとした事が。おーほほほ」
「大体、どうやって宇宙ステーションまで行ったんですか? 」
「てやんでぃ、こちとら江戸っ子でい! そんな事は朝飯前よ! 」
「貴女が江戸っ子とは知りませんでした」
「あら、アタシも初耳よ」
「‥‥‥この、アマ。なにも進歩してない」
「何か、言った? 」
「いえ、別に」
「ところでアンタは何やってたのよ」
「実家に帰って農作業をしてましたよ」
「は ? アンタって、そんな設定だったっけ ? 」
「私に言われても。あの方が気まぐれに思いついたんでしょう」
「あの方って誰よ」
「北浦十五さんの事ですが」
「アイツをあの方とか言うな! アイツの事はアイツで良いのよ」
「‥‥‥懐かしいですね、このやりとり。1年前を思い出します」
「何、自己陶酔に
「と、言いますと ?」
「今の日本を取り巻く世界情勢をちゃんと見てるのか! 」
「やっと、今回のタイトルにたどり着きそうですね」
「やっとよ、やっと」
「しかし、☝のタイトルは何ですか」
「良いじゃない♪ 東スポの1面みたいで」
「そうと言えばそうですが」
「真実の報道、東京スポーツ。日本で1番権威のある新聞、東京スポーツ」
「はい、そこまで。今回の内容について言っておかなきゃいけない事があるでしょう」
「あっ、そうね。忘れるトコだったわ」
「お願いしますよ、重要な事ですから」
「わーってるわよ。オホン、アタシは特定の団体に所属してはいませんし
「よろしくお願い致します」
「こんなモノかしら? 」
「あっ、言い忘れています」
「あっ、そうね。アタシはこちらで議論をするつもりはありません。議論をなさりたい方はツイッターとかでして下さい」
「お願い致します」
「ツイッターもイーロン・マスク氏が買収して少しはマシになったか、と思ったけどまだ混沌としてるみたいね。知らんけど」
「とにかく、こちらを始めましょう」
「そうね。台湾統一が中〇共産党と言うより習〇平氏の悲願なのは知ってるわよね ? 」
「習〇平氏の思いの方が強いのですか 」
「そうらしいわ。何でか判る? 」
「さぁ。中〇共産党が結成以来の初となる3期目に突入したからですか? 」
「彼が無能でこれまで何の成果も挙げて来なかったから、らしいわ」
「は? 誰がそんな事を」
「元・中〇共産党中央党校の教授だった蔡霞って言う女性。今はアメリカに亡命中よ」
「その方はどのような経歴なんですかね」
「うーんとね。中央党校って言うのは中〇共産党中央委員会直属の高級幹部養成機関で、習国家主席は中央党校の校長を兼任していた時もあったんですって」
「ふむふむ」
「蔡霞氏は同校の教授だったから内側から習〇平氏の言動を直接に観察できたみたいね。その蔡氏がアメリカの外交専門誌フォーリン・アフェアーズに今年の9月に長文の寄稿をして掲載されたそうなの」
「どのようなタイトルなんですかね」
「習〇平氏の弱点、
「うわっ」
「詳しい内容は石平氏の解説か著書を読んでね♪」
「かなり過激なタイトルですね」
「あら、内容はもっと過激よ。習〇平氏が如何に無能かが書き連ねてあるみたいね」
「例えば」
「清華大学には親のコネで入学したとか、彼は共産党に入党してからも目立った成果は何も挙げて無い、とかね」
「はぁ、よくそれで国家主席になれましたね」
「党内での立ち回りは
「‥‥‥あの、それが台湾有事とどのような関係が」
「だ・か・ら、彼としては成果が欲しいのよ。判りやすい成果が。上海とかをむやみやたらに都市封鎖したり土地バブルが弾けたりして国内経済はボロボロになってるから。今の中国には36億人が住めるマンションが乱立してる、ってウワサを知ってる? 」
「えっと、何の為にそれだけのマンションを」
「GDPを上げる為に決まってるでしょ。そりゃ、バブルも弾けるわ」
「うーむ、国内の不満を国外にぶつける‥‥‥ですか。しかし、台湾有事が今年の年末年始と言うには」
「アメリカで中間選挙があったでしょ? 」
「はい。共和党は下院しか取れませんでしたね」
「その選挙でも色々と不思議な事があったりしたらしいわ」
「不思議な事ねぇ」
「2年前の大統領選と一緒よ。トランプ氏が怒り狂ってたわね」
「アメリカも混乱してると」
「そう、まぁアタシはバイデン氏も民主党も信用してないけど。そして、ドイツのショルツ首相が訪中して習〇平氏との協調路線を提示したりした。ドイツ国内では批判もあったみたいだけど、ドイツ国民の世論は判らない」
「と、言う事は」
「ロシアの侵略戦争で
「忙しいですね」
「最近、やたらと日本側にミサイル撃ち込んでるでしょ。あれには何らかのメッセージがあるとしか思えない」
「どのようなメッセージが」
「さぁね。将軍様の意思か? 誰かにやらされてるのか? 」
「ちょっと整理しましょう。習〇平氏が目に見える成果を欲しがっている、らしい事は判りました。そして世界が混乱し始めてる事も。しかし、今年の年末年始とは・・ちょっと」
「年末にはキリスト教国家には最も大切なイベントがあるでしょ? 」
「‥‥‥クリスマスですか」
「そう。そして日本で年始とは? 」
「‥‥‥お正月ですね」
「正解。そこを狙って台湾有事が起きる可能性は低くは無い。とアタシは思ってるワケよ」
「‥‥‥うーん」
「これはあくまでも可能性の問題だから。出来る事ならアタシも起きて欲しくは無いわよ。それより怖いのは日本国内の問題ね」
「国内ですか」
「そう、媚中議員に媚中メディア。平和ボケしてるアタシ達国民もね。サイレント・イノベーション、実はアタシが1番怖いのはコレよ。本当に安倍さんがテロリストに暗殺された事が悔やまれる‥‥‥。安倍さんの影響力を改めて思い知らされるわ」
「‥‥‥静かなる侵略」
「そう。気がついた時には、もう遅い」
「私も、もう1度よく考えてみます」
「アタシもそう。偉そうに喋ってないでホントによく考えなきゃ、だわ」
「うーん」
「アタシは願う! 人はそこまで愚かでは無い、と! 」
おしまい
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