第8話 ホントに雑談
「はーい、皆さん。こんばんはぁ」
「こんばんは」
「ウゲッ、今日もやるの? 」
「そのようですね」
「全く。極端すぎるのよ!1週間もほったらかしにしておいて」
「あの方もリアルが多忙みたいですからね」
「あの方って誰よ? 」
「え? 北浦十五さんの事ですが」
「はん!アイツの事はアイツで良いのよ」
「それはちょっと失礼かと」
「失礼? そう言う事はちゃんとした人間に言うべきよ!」
「えっと、あのお方はちゃんとしてないと? 」
「だから、あのお方って言うな!多忙って言ってるけど何やってるのかわかんないし」
「そうなんですか」
「ここだけの話だけどね」
「はい」
「イ〇ンとか北〇鮮とかと連絡とってるらしいのよ」
「ストーップ!」
「あら、ただの陰謀論よ陰謀論」
「止めて下さい。また心臓が止まるかと」
「ウケルぅ。止まったら頂戴ね。神に捧げるから」
「あなたは古代アステカ文明の末裔ですか」
「ツッコミにしてはちょっと長いわね。舌噛まない? 」
「あなたが言わせたんでしょう」
「でも、陰謀論って便利な言葉よねぇ」
「また、いきなり話題を変える」
「ツイッターやってる子に聞いたんだけど」
「はいはい」
「どんなデマを流しても、陰謀論って書けば許されるみたいよ」
「それは、ちょっと違うと思います」
「陰謀論。なんてステキな言葉なのかしら。表現の自由くらいステキね」
「・・人の話を聞いて無いし」
「なんか言った? 」
「いえ、続きをどうぞ」
「日本を悪く言うのは表現の自由。他国を悪く言うとヘイト。便利よねぇ」
「何の事を言ってるんですか? 」
「ん? 朝〇新聞」
「だーっ!だから、具体例を出さない!」
「昨年ねぇ、アタシの部屋のテレビが壊れたのよ」
「このアマ、また脈絡も無しに話を変えやがった」
「ん? 何か言った? 小声でボソボソ言うの止めてよね」
「・・いえ。続きをどうぞ」
「それが40インチだったんだけど」
「液晶テレビですよね」
「ううん。ブラウン管」
「な!40インチのブラウン管テレビぃ? 」
「そう。メッチャ重いのよ」
「よく、そんなものを観てましたね」
「ちゃんと映ってたからね。でも、寿命が尽きたみたい。良く頑張ってくれたわ」
「はぁ、それからテレビは観てないと」
「そんなワケないでしょ。アタシだってスポーツとかは観るし、DVDも」
「それで、どうしたんですか」
「近所のブッ〇オフで50インチの液晶テレビが安かったから、買っちゃった♪」
「ほお」
「50インチって部屋の中に入れるとデカイわよ」
「そうなんですか」
「ちょっとした映画館気分ね。それにパソコンを繋いでヨウツベとか観てるの」
「はぁ」
「デジタルだから画面はキレイだし音も良いし、言う事なしよ!」
「ヨウツベで何を観てるんですか」
「うーん、手当たり次第に観てるけど、クラシックが多いかな」
「意外ですね」
「あら、クラシックの演奏映像って貴重なのよ」
「言われてみれば」
「カッコつけのカラヤンなんてカメラ意識してるのモロバレだから面白いわよ」
「なるほど」
「カラヤンとベルリンフィルだから演奏もバッチリだし(^^♪」
「そのカラヤンとは芦屋雁之助さんですか? 」
「それは、ガンヤン!」
「お後が宜しいようで」
今日は・・・・・ただの雑談
漫才かな・・・・・どっちでもイイや
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