第2話 愛シテタ?

葬式には彼女の親族が来ていた。



彼女のお父さんもだ。



彼女のお父さんや彼女の親族は僕のことが嫌いだ。



僕も彼女のお父さんや彼女の親族が嫌いだ。



だけど、彼女のお父さんは僕と同じぐらい彼女を愛していた。



「この…!!!お前があの子を…あの子を…!!!!!!」

と彼女のお父さんは言って僕の頬を打った。



親族達皆彼女のお父さんを抑えつけていた。



僕は自分が打たれたことを理解できずそのまま立ち尽くしていた。



「おじさん」

と声をかけられた方へ向いた。



そこには中学生ぐらいの女の子がいた。



「おじさん誰?」

僕は何も言わなかった。



その後、葬式は終わった。



彼女の遺骨は僕が引き取りたかったが彼女のお父さんが猛反対するので遺骨は彼女のお父さんのところに渡った。



10年後、僕は40代になっていた。





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