第3話 バトルスタート
どうしてだろう、なんか王道的ではない、
異世界召喚された理由が、パソコンを召喚したらおまけでくっついてきていらないから遠くに転送した、だとか、いきなり魔王幹部隊長とかと出くわすし、もっと強い力が秘めてるのかと思ったら、訳のわかんない力でいまだに使えないし、詰んだ。
デモクラネスは何やら呪文を唱え出した。すると、空間に穴ができ、禍々しい剣が出てきた。周囲にいた人々も、流石にこれにはまずいと思ったのか、慌てふためきながら逃げていった。「まずは、お前からやるわ」と、デモクラネスがこちらに剣先を向けてきた。
「ざけんなよ!いきなり攻撃かよ!」俺は近くにある八百屋みたいな露天の台にある包丁を掴んだ。
「フッそんな包丁で私に勝つかでいるのかしら?」俺はそんな言葉を無視しながらデモクラネスに向かって包丁を投げた。頼む!当たってくれ!、しかし虚しくもデモクラネスの剣によって弾かれた。「ハハハハッ!悪あがきもいいところね!でももう終わりよ!」と突進してきた。まずいと思った俺はとっさにしゃがんだすると、剣先は俺の頭の上を見事通り過ぎた。そしていきなりしゃがんだ俺にデモクラネスがつまづいた。 俺は転んでる隙にまた走り出した。ちなみに逃げる際に近くにあった革袋と麻紐を持って。 「よくもやってくれたわね!」と後ろの方で叫び声が聞こえる。「お前が勝手に転んだだけだろ!」と走りながら俺は答える。「あんな卑怯な手を使って私を倒そうだなんて、余計にムカつく!」さっきよりだんだん声が高くなって聞こえて来る。おそらく向こうも追っかけてきているのだろう。というか意外と相手は脳筋なのかもしれない。
このままでは追いつかれる。すると「今度こそ終わりよ!」と声が先ほどより近くで聞こえて
きた。後ろを見るとさっきまで30メートルくらい引き離したつもりなのにもうあと五メートルと超接近しながら剣を構えてこちらに突進してきた。俺はすぐさま下にしゃがみ込む。「何度もおんなじ手は食らわないわ!上からあなたは刺されるのよ!」という声が上から聞こえた。見上げると剣が真上から振り下ろされる寸前だった。が、「しゃがんだのは、何も避けるためじゃないよ、砂が必要だったんだ。」と俺言い放ち真上にで今も剣を振り下ろそうとしているデモクラネスの顎に砂を入れて紐で縛った革袋を思いきしぶち当てた。
これは、ブラックジャックと呼ばれる一種の武器だ。砂などを入れて思いきし振った状態で物に当たると砂がとても硬くなり、武器となる。
これは俺の一人キャンプで、知ったサバイバル術だ。幸い、この街は地面がコンクリートではなく土だったのでこの武器が作れた。それに、しゃがんだことで相手の顎に隙ができたので直撃することができた訳だ。
当の、デモクラネスは顎を強打したため、そのまま伸びてる。おそらくいきなりの衝撃で、脳震盪でも起こしたのだろう。何にしても、この幹部とやらを気絶さした事に間違いはないので
色々中身を物色することにしよう。おっと、変な目で見ないでくれ、危険なものを持ってないか確認するだけだ。
今回はここまでとします。ようやくバトルがスタートしたものの、あっけなく終わった。もう少し書こうか迷ったけど、まー展開が多い話なので次回に期待してください。 次回、デモクラネスと、拓真が色々あります。色々です。
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