第2話

「クラシマーッ」

滝川紗凪(さな)がクラシマのアタマを

ナデナデした。

「なんだよー」

「クラシマーッ」

「だから、なんだよ」

「クラシマーッ」

「だから」

「クラシマーッ」

「つまり」

「クラシマーッ」

「そいで」

「クラシマーッ」

「オマエはクラシマしか知らんのか」

クラシマが💢怒った。

紗凪はクラスメートで、クラシマとは

仲がよかった。

「なあ、クラシマーッ」

「あんだよー」

「オマエはオレのことを毎日思っているか?」

「一秒たりとも考えたことはない」

クラシマが断定した。

「クラシマーッ」

「やめい、それは」

クラシマが思いきり立ち上がった。






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