一日中、ずっとキミのことばかり考えている

第1話

「なぁ、クラシマ」

クラスメートのジョウガサキがウシロの

席からクラシマのセナカをつついた。

反応がない。

「く.ら.し.ま.」

ジョウガサキがクラシマのアタマをナデナデ

した。

「クーらーしーまーーーーーーーーーーン」

ナデナデ。

「クーーーーーーーーーーらー〜〜ッ

「ブッ殺すぞ、テメェーーーーッ！！」

クラシマがうしろを振り返った。

「☔️だよなぁ」

「ごまかすな」

クラシマが前をむく。

「なんでオレたちには彼女ができないんだ」

「いっしょにするな」

クラシマはすこしホホをふくらませた。

「じゃあ、いるのかよ」

「いねぇよ」

「ホレみろ」

「ずっと、おもいつづけているヒトならいる」

「なんでぇ、カタオモイじゃねぇかよ」

ジョウガサキがまたクラシマのアタマを

ナデナデした。

クラシマは頬杖をついて、窓の🪟そとの

☔️を見つめていた。