光ヶ丘

物珍しい不幸をアクセサリーにして

闇の好奇の鴉を侍らせる


憐憫の蜜を纏わせて

病める同情の蝶と戯れる


絶望の海の波打ち際で

つまさきで水を跳ね散らしては

冷たい冷たいと慰めに耽る


いつまで続けるの


値打ちの落ちた装飾を外し

旨味をなくした蜜を濯ぎ

濡れた足を乾かして


ただの私になる


光の丘で

君の微笑みに応えられたら


私と歩いて

キスして

抱いて


生きて


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