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星の中 夢をみようとして
宝石をもたない体で 磨きつづけてたのは硝子
指を蝕むだけ
知ってたの? その組成を
ささやかでも輝いていられたのは
あなたが高価だったからじゃなくて
周りに散らばるダイヤモンドが
原石のままだったからだと
怯えてたの? 棄てられる時を
そんな必要のない この夜の中で
「おまえはイラナイ」
その言葉を ギロチンだと 信じて
唯一になれないなら 一番になればよかった?
唯一になれないから 一番になろうとした?
Can you look me first? 心から あなたに
海の中 期待を抱いて
真珠をもたない喉で 吐きつづけてた言葉は泡
酸素を失うだけ
知ってたの? 生きられることを
いささかでも眠っていられたのは
ここが平和だったからじゃなくて
周りに佇む墓標たちに
ひとつの祈りもなかったからだと
怯えてたの? 気付かれる時を
そんな必要のない この海の中で
「おまえはもういい」
その言葉を 断罪だと 信じて
唯一になれないなら 一番になればよかった?
唯一になれないから 一番になるしかなかった?
Can I be your only? 心から 私に
価値なんていらない 瞳を注いでくれるなら
毒だっていい 眠る場所をくれるなら
願いはいつだって この声を嗄らすだけ
祈りはいつだって この指を駆らすだけ
Can you look me first?
Can I be your only?
心から
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