文学美少女しおりちゃん
@takkunchan
文学美少女しおりちゃん
「しおりちゃんってさ、今どこに住んでるの?」
「んー、○○ですよ~、大学が近いから住んでるだけです(笑)」
「そうなんだ! 俺もあの辺良く行ってたよ! おしゃれな雑貨屋さんいっぱいあるよねー、しおりちゃん確かに似合いそうだわ」
「えー、そんなことないですって。わたし地味だし…この街に似合ってないなあって」
「いやいや、しおりちゃんは地味なんじゃなくて、落ち着いてるだけだよ。あと知性…そうそう、品性がある的な?」
「品性(笑)」
「いや、真面目に言ってるよ」
「ありがとうございます!(笑)そんなこと言われたの初めてなので…でも、確かに親から、『あんたは小さい頃からずっと大人しいからね~』って言われます(笑)」
「そうなんだ、もう根っからの落ち着き少女なのね(笑)。でも、仕草とかなんか、しっぽりしてて、いい意味で今の子らしくないというかね…」
「やめてください(笑)。そんなこと全然ないですから」
「いや~、俺はそう思うけどね! 滲み出る文学美少女感! ほら、名前もしおりだし(笑)」
「本当にそんなことないですから! でも、名前は案外当たってるかも…両親が『本が好きな子に育って欲しい』って付けた名前らしいので」
「え、マジか! それなら超親孝行じゃん! パパママの期待通りになってんじゃん(笑)」
「期待通りかどうかは分からないんですけど… でも本はとっても大好きです!」
「前から言ってたよね~、じゃあ、やっぱり本屋さん行ったりとか、読書のためのカフェ巡りとかも好きなんだ?」
「めっちゃ好きです! お気に入りの本屋さんとかずっと、何時間でもいれちゃうな… あと、図書館もおすすめですよ! 本もいっぱいありますし、気になったらすぐに借りられますし、好みじゃなかったら返せばいいだけなので」
「図書館! めっちゃ久しぶりだわ~(笑)。小学生から行ってないんじゃないかな俺(笑)」
「全然行ってないじゃないですか(笑)。たまに行ってみると面白いですよ」
「えー、図書館は嫌だわ(笑)。それより、しおりちゃん行きつけのカフェとか知りたいわ(笑)」
「いやー、それは秘密です(笑)。静かで自然があって、お気に入りの場所なんで(笑)」
「えー、めっちゃ行きたくなったんだけど(笑)。教えてくれないんだ(笑)」
「秘密です(笑)」
「くそー、なら仕方ない(笑)。しおりちゃん、普段から本は持ち歩いてるの?」
「もちろんですよ! 今も持ってきてます。本持ってないと落ち着かないんです」
「すげえな、本当に『しおり』だわ(笑)。ちなみに、どんな本読んでるの?」
「それも秘密です(笑)」
「秘密多くね?(笑)」
「ミステリアス系女子を目指してるので(笑)」
「いや、本当最高だわ、しおりちゃんは(笑)。でも、いつも本持ち歩いてたら、バッグ重くない?」
「それが悩みなんですよね…バッグもちょっと大きくなっちゃうし…本当は小さいのでおしゃれとかしたいんですけど(笑)」
「いやいや、そのバッグもめっちゃおしゃれだし、ブランド物でしょ? 今の服とも合ってるし、普通におしゃれよ!」
「普段そんなこと言われないから、めっちゃ恥ずかしい(笑)。ありがとうございます…」
「いやいや、おしゃれよ! 清楚なんだけど、レトロかわいいというか、文学少女感だよ!(笑)」
「また言ってる(笑)」
「いやいや、本当だって!(笑)ちなみにしおりちゃんは、どこで服買うの?」
「んー、ユニクロ一択ですね」
文学美少女しおりちゃん @takkunchan
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