もし学年1の美少女が催眠術にかかったら?
ファンクション
第1話 初恋の終わりは突然に
一目惚れだった
小学校の入学式、隣の席に座った彼女を見た時、僕は彼女に目を奪われた。服が特別可愛かったわけでも、お化粧をしていたわけでもない。ただ静かに椅子に座っていた彼女は、おとぎ話の世界からやってきた王女様のように、僕の目に映った。
教室で、彼女の席は僕の隣だった。
横の席に座った彼女と初めて話した時、嬉しすぎて舞い上がりそうだった。彼女も、小学校での初めての友達である僕と話せて嬉しかったのだろう。それから彼女と僕はたくさん話した。放課後に2人で遊ぶこともあった。
おままごとで僕が彼女の「カノジョ」になった時など、興奮しすぎてその日の夜眠れなかったことを覚えている。
今思えば、あの時が幸せの絶頂だった。
小2で僕と彼女は違うクラスになり、彼女と僕は全然会わなくなった。明日会えばいい、と思っているうちに一週間、一ヶ月と時が過ぎていき、気付いた時にはもう遅かった。
学年が上がるごとに彼女はクラスの人気者になっていた。小学校から中学校に上がる時なると、彼女と僕の間には超えられない壁が出来ていた。それでも僕は彼女の側に居たくて、彼女と同じ高校を受験した。見事合格した僕は、彼女の近くに居られると思いとても嬉しかった。たとえ隔たりがあっても、たとえ彼女が僕を覚えていなかったとしても、
まだ仲良くなれるんじゃないかと、友達に戻れるんじゃないかと、本気で思っていた。
彼女に、彼氏ができるまでは。
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安心してください。ネトラ物ではありません。内容的にえっちい物になるかと思いますが、よろしくお願いします。
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