応援コメント

第30話 天ぷら蕎麦考案権と私の提案」への応援コメント


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    箸を使う文化がこの世界にあることの説明ってありましたっけ?


    返信に対するコメント 01/27 21:19

    なんか詳細なご返事いただき恐縮です。
    バックグラウンドを知りたいと言うよりは、ナーロッパ(ここはカクヨムですがw)での標準的な文化から外れた部分は、説明で無くても、「この作品世界ではそういうもんだ」と宣言しておいた方が良いのでは?との提案です。
    マンガとかだと絵で世界観を見せられるのですが、小説だと読者がある程度、世界をイメージするので、西洋的世界だと思って読んでいた私は、だいぶ前から箸が出て来てるコトに違和感があったのです。

    別に文化的な背景説明は不要で、箸での食事描写の初回に「何故かこの世界では箸が普通に使われてるが元日本人としてはありがたかった。」ぐらいの事が有れば良いなと思います。

    作者からの返信

     無いです。という訳で何故箸が出て来たかの説明おば。

     そもそもカトラリーのうち、フォークって出て来たのはかなり遅いのです。古代ギリシャのごく一部では使われていたようですが、イタリアに入ったのが11世紀、それも今みたいな4本歯ではなく3本歯で肉を突き刺すようなタイプ。でもそのイタリアでも商人や上流階級の間で一般的に使われるようになったのは1600年ころ。英国に至っては一般人が使うようになったのは18世紀ころやっとという有様で。
     更に4つ歯のフォークとなると1770年代あたりらしいのです。まあその辺はWikipedia参照という事で。

     だから中世のフランスとか舞台ならスパゲティ等を食べるのにフォークを使えないのですよ。他の技術なんかの背景的に。そうすると手づかみかスプーンとナイフで食べるしかない訳で。まあそれまで麺が無かったというのもありますけれど。

     一方で箸は日本だけでは無く元々東南アジアに広く存在します。それもかなり昔から。あと箸と匙を使う文化も中国、朝鮮、東南アジアでも古くから一般的。ならフォークを使うより匙と端を使う方が時代背景その他を考えると自然なのでは。むしろフォークを使うというのは異端というか変わった文化なのではないか。そう考えた次第です。

     というのを本文に書きたかったのですが、そんなの内容と関係ないよね。そんな訳で突然と箸とスプーンが標準だという話になった訳なのです。

     お読み&コメントいただき、本当にありがとうございました。