500年ぶりの戦闘

岡本 祐二(おかもと ゆうじ)

第1話

おいおい、この煙はなんだ?

1520年、イギリスに巨大隕石が墜落した。町の大部分が破壊され、何万もの人々が命を落とした。


墜落30分前


「陛下!緊急事態です!」一人の新兵が走ってきた。

「何事だ!?」と、この国の国王ヴィッツが立ち上がった。

「そ、空に巨大な岩の塊が、この国めがけて落ちてきます!」

「な、何だと!?巨大な岩とはどれほどの大きさなんだっ?」

「それが、この国と同じ位でとのことでありますっ!」

「そうか、ならば特別部隊を派遣しよう。」

その言葉に城中がどよめいた。

「ですがっ彼らが間に合うかどうかは…」

「ええい!黙って従わんか!」

「はっ!」


15分後


「陛下!特別部隊隊長のクリスチャン殿が到着されました!」

「そうか、クリスチャン!命令だ!あの隕石をどうにかしろっ!」

そこに特別部隊の隊長を務めるクリスチャンがやってきた。

「はっ!3分で終わらせて見せましょう。」


特別部隊のメンバーは隊長のクリスチャン、副隊長のエドウィン、作戦のケインズ、そしてエドワードの4人だ。とても隕石を止められるとは思えないが、国民は彼らに期待した。

「これより、我ら特別部隊の任務を開始する!とにかくあの隕石をどうにかしろっ!二次被害も対策するため、今回は俺とケインズ、エドウィンとエドワードの2チームに分けて作戦を開始するっ!いいな!」クリスチャンの声が町中に響く。

「はい!隊長」全員がよく響く声で返事をした。

「作戦は来るとき話した通りだ!俺とケインズで隕石を破壊し、エドウィンとエドワードで二次被害を防ぐっ!これ以外は考えるな!」

「はいっ!」

「いくぞ!」隊長の掛け声とともに特別部隊は2つに分かれ、作戦を開始した。


クリスチャン班


「ケインズ、壊し方は敵を打つのと基本的に同じだ。ただ、人間より硬いからな一回の攻撃で何発も当てるんだ。」

「はっ!行きます!」

ケインズは腰にあった剣を抜き、飛んだ。


エドウィン班


「エドワード、俺達は二次被害を防ぐためにバラバラで行動しよう。」エドウィンがエドワードに声をかけた。

「ああ。」


クリスチャン班


「うおおおおお!食らえ 漆黒炎ダークネスファイヤ!」この声と同時にケインズの剣から黒い炎が出てきた。これはこの国の上位兵士が扱う魔力だ。この力は上位兵士になったときに授けられ、使いこなせる者から使いこなせず離脱する者までいる。

ドンッと隕石に直撃。だが、ピクリとも動かない。

「くっ!ダメか…。ならば魔力、貫通ブレイクスルー発動!これならどうだ!岩石粉砕ブレイクオーバー!!」

ドンッ!ビシビシッと隕石が鈍い音を立てた。

「いける!」

「どけ!ケインズ!」



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500年ぶりの戦闘 岡本 祐二(おかもと ゆうじ) @yuji_18

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