ウィッチトラブルメーカー

Ibu -イブ-

第1話~初めての出会いと始めての事件~

此れは僕と先生が出会う事になったとある事件の話だ

此の世界には電気の魔法で人が乗れる大きな形のした、

昔でいう車の早いバージョンな魔法的乗り物があるが

僕は時間までその乗り物のホームに居座っていた

僕は普通の人だ、魔法なんで一度も使ったことがないし

基本的にアナログ的な生活に慣れていた

しかし、今日は魔法車に乗るのには理由があった

一般的な学校、つまりは魔法について学ばない学校があったのを知り

物凄い頑張り、遂に今日が入学式なのだ

自分で魔法を使わなくても、誰かがその魔法を駆使して我々に提供してくれる

魔法は使うものではなく、利用すること、僕は其の時にそう感じてた

そう、其の時はそう思っていたんだ

そう思いながら、魔法車に乗って、学校へ向かう...はずだった

この魔法車には幾つかの乗り物が連結しているため、移動中は自由に跨げるようになっている

そして先端、つまり一番前の魔法を使う人が一人以上いないといけない

言ってしまえば、この魔法は随分と大掛かりであると感じ取れる

僕は暇になったので魔法車を何度が跨いで前の方で景色を見たいと思った

そしてその景色を見ていたら、突然の悲鳴。

急過ぎる展開に僕はついていけなかった

色んな所を見渡してみたが、犯人と呼べる人は何処にも見当たらない

如何すればいいのだろう、そう思った時ガラスの割れる音が聞こえた

ふと、正面を見ると、魔法車を操っている人が気を失い

魔法のオーラを身に纏った、ヤクザの様な人がいた

僕はここまで一言も声を出せずにいて

自分が魔法の道を諦めてしまった事を後悔しながら一言いった

「誰か助けてくれ!」

魔法車は止まり、魔法を使える人達も倒れ、車内はボロボロになった状態で

僕は必死に叫んだ、例え其れが無謀だとしても

そう思った時、僕の横を通る人が耳元で囁いた

「ぼくが何とかしてみましょう」

そういうと今回の犯人である人が圧をかけてきた

僕はその圧で吹き飛ばされたが、その魔法使いはビクともしなかった

それに怒ったのが、恐らく電気系の魔法を彼女に向けて放った

僕はそれにすぐに察知し、椅子の裏に隠れた

しかし、その魔法使いは「フフッ」と笑った

まるで「こんなの余裕だ」とでも言いだけな表情でその魔法使いは一つの魔法を唱えた

次の瞬間、カウンター...だと思う魔法でその電気の魔法を自分のものにし

彼女が放った魔法の、数十倍も早く犯人に向けて放った

当然かわせる訳も無く、僕が散々何とかしようと思った事が

一瞬で終わった、魔法がどれほど凄い事なのかを改めて痛感した

その後、その犯人は警察局魔法科に引き渡された

...ん、何か忘れていないか?

しまった!今日入学式だった!

しかし、魔法車は魔法エネルギーが足りないし

これでは間に合わない!

其の時、先ほどの魔法使いが僕に対して

「大丈夫かい?」と声をかけてくれた

そういうと体が和らいでいくのを感じた

恐らく全員に対して治癒魔法をかけてくれたのだろう

そして僕の所に近づいてきた

僕は入学式に間に合わなければならない

其の時脳裏によぎった

(この人に運んでくれたら、間に合うかもしれない)

そう思った時には口が滑って

「どうか学校まで連れてってください!」

と既に言ってしまっていた

すると魔法使いは快くしたのが

「いいよ!どうせ暇だからね~」と

馴れ馴れしく受け入れてくれた

...いや、別に馴れ馴れしくしてくれるのはこっちのペース的にはいいけれど

初対面でそんな対応をするのはどうだろうか?

と思いつつも彼女の持っているほうきで送ってもらうことにした

ほうきで空中を浮遊するのにはやはりなれない

小さなころ親がほうきで学校へ送り迎えしてくれた時を思い出す

其の時と一緒で僕は酔ってしまった

すると魔法使いは僕に話しかけた

「君、さては空に慣れてないね~、酔ってるの丸わかりだよ~」

こんな緊急事態にそんな軽く言わないでくれと思いながら

「分かってるなら、もうちょっとゆっくり走ってくれないか~?」

そんな事、微塵も聴いてないかのようにスピードを上げてく

「うあぁ~!」

思わず叫んでしまったのを聴いたのが魔法使いはニヤニヤしながら

「君、面白い子だね!何処の学校に行くのかい?」

僕は答えた

「無魔法専門学校ですけど何か~!」

魔法使いはむすっとした顔をしながら

「勿体無いな~さっきコッソリ皆の魔法期待値を調べたけど」

「君が一番輝いてだよ!だから魔法学校かと思って送ってあげてたのに」

「う~ん、この才能を開花させるには...ブツブツブツブツ...」

独り言が始まったなと思い、ふと嫌な予感がよぎると彼女が急に一言言った

「よし!今の学校を通いつつ、僕の魔法相談所で助手をさせよう!そうしよう!」

僕はその嫌な予感が的中してしまった事を後悔しながら

僕の学校無魔法専門学校に辿り着いた

その魔法使いが別れ際にネックレスを本人曰く

「今日は楽しかった!そのプレゼントにこれあげるよ」

という訳で貰った、というが押し付けられたような気もする

でも、捨てるのも勿体ないなと思い首に括りづけて

ようやく、普通の学校生活がはじまる!はずだった...

後になってみればこれは運命だったのかもしれない

僕が先生と初めて出会ったちょっとした事件はこんな形で幕を閉じた

そして、僕が魔法相談所に入るきっかけとなる事件だった

そんなことを忘れて最初のスクールライフを堪能していた

友達もできたし、これからが楽しみだと思いながら今日を過ごすつもりだった

帰り際に魔法使いがお迎えに来るまでは忘れていたことを

彼女は言った

「お迎えに来たよ!」

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