レールの上外れた景色
@logicpanda88
第1話レール
人生は生まれた瞬間にある程度決まる。環境が人を変えて成長させていくものだ
特に経済的な部分は子供の成長でとても差が開くものだ。お金が全てじゃないのはみんなが口にする言葉だが何をするにもお金がかかるのだ。高い授業料を払う事ができる経済力があるのとないのとで差が開く、全ての人がそうでは無いが
何もないところから成功していく人はほんの一握りである
僕はとある町の財閥企業の御曹司として生まれた、代々続く名門家系で父はこの町の権力の象徴だった、長男の僕は当然跡取りとして期待されそれに応えるような子供だった。父も母も尊敬できる人でみんなから慕われて優しい心の持ち主だった。
僕には全てが用意されていた 教育環境も遊び道具も健康な身体も、何不自由ない暮らしだった、あふれるばかりの愛情を日々感じて幸せな暮らしが日々続いていた
そして僕は優秀だった。小学、中学と周りの期待に全て100点で応える天才だ!ともてはやされていた、この町の次の世代を担うのにふさわしい跡取りとして誰もが疑わなかった。そんな順風満帆な日々の暮らしで僕は少しずつ自分の行く将来を考えだした。誰もがこの代々続く跡取りとしてのレールをそのまま進むものとして疑わなかったが、僕はどこかで「このままでいいのか・・・」と自問自答するようになっていた
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