サカローは他のサイトや別のアプリで実現できないの?

 もちろん、可能です。ただし……


 ブラウザに関しては、著名なものでいくつか確認しました。これについては、少々操作が違いますが特に問題は無いようです。なお、私がクロームを選んだ理由は、単に最も使われているからです。


 しかし、他サイトについては……

 確認してみました。


 カクヨムを含むメジャーなフリー小説投稿サイトでは、作品の最小単位である1話ごとの編集ページをブックマークすることが可能です。

 そして、そのブックマークした登録名(もしくはお気に入り名)は後からブラウザにて変更可能です。


※ご注意 私が確認したメジャーなフリー小説投稿サイトは、カクヨム、小説家になろう、アルファポリス、エブリスタ、マグネット、note、の6サイトです。


 しかし、「1話ごと」の「自分で付けることができる」「タイトル名が自動的に反映されたブックマーク名とタブ名で保存できるページ」から「タブ名固定の別の編集専用ページに行くボタンを」そのまま編集ができるのは、私が調べた限りカクヨムだけです。公開の操作のシンプルさについても同様です。


 そして、ブックマーク名の変更については、カクヨムでも他サイトと同じくページ内のタイトル名を変更する必要がありますが、カクヨムではそのページ内の変更だけで済むので、さらにブックマーク名を入力・変更する作業は不要です。


 ブックマーク名の問題はタイピングやコピヘの手間を厭わなければいいだけの話かも知れないし、サカローでもブラウザのフォルダ名はそういう手動による入力しかできません。しかし、それでも、タブ名を簡単に変えることは困難です。


 編集中のページのタブ名をそのページ内のタイトル名として視認できないと、複数のページを開く場合では、いま何のページを開いているのか素早い確認が難しくなります。したがって、ホバー発想法には障害となります。


 そして、1話ごとの編集にたった1クリック増えただけでも、10話同時に開けば10クリック増えるし、さらにそれを修正と保存ごとに繰り返す必要があります。

 私の話ですけど、創作が煮詰まったときは、そのたった1クリックが壁になってモチベーションが急降下するときもあるンですよ?

 このスナックが売れ切れだと書けない~みたいに。


 さらに、編集ページに字数制限がある他サイトもあります。構想用のコンセプト文章が短すぎると保存できないのでは困ります。私自身にはこちらの問題のほうが大きいですね。


 ところで、カクヨムのタブ名については、ちょっと試して見てください。エピソード編集ページで、タイトルを変更して保存、リロードのアイコンをクリックすると……

 ねっ? 本当に変わるでしょ?


 それにしても、このカクヨムの仕様はすごい。作った「はてな」が一番すごいけど、それを通した「カドカワ」もすごい。

 なぜなら、私がもしカドカワの責任者だったら、他のサイトではやってない仕様など、コスト意識を振りかざしてその仕様を認めない可能性が高いからです。まあ、私が自分で思うよりも無能なら(笑)この違いをうっかり見逃しちゃって結局今と同じ仕様になる可能性はありますけどね!


 さて、話を戻して。


 他のクローム以外の他のアプリやサービスを使用する場合は、確かに様々な手段があるでしょう。たとえば、タブ名の変更についても、様々なフリーソフトを使って、ブックマーク名の変更程度の労力でタブ名を変更することは可能です。


 しかしそれらは、決してサカローより手軽ではありません。そして、未知のアプリ導入や、応用性に乏しいPC知識や、余計なアカウントを要求されることに、抵抗を感じるかたもおられるでしょう。

 また、私がカクヨム上でそれらを勧める行為をするのもどうかと思います。ブラウザだけなら今まさに使ってるしね!


 それでも。

 私はひとつ、提案したいと思います。


 それは、カクヨムのかわりに、グーグルドキュメント、つまりクロームも含めてグーグルサービスだけを使用する方法です。手軽さ、スピード、公開へのシームレス性、アカウント取得については少し妥協することになりますが、同じく妥協して他サイトや他アプリを利用することと比べたら、最もメリットが多い代替案だと思います。

 

 実は他にも、色々と著名なメモアプリやら類似のサービスを試してみたのですが、ホバー発想法の三大アドバンテージ(前話参照)をすべて実現できる選択は、けっこう限られているようです。また、さすがのグーグルサービスの利用でも、カクヨムをすでに利用している人にとっては、ホバー発想法にこだわる限り、手軽さや全工程のスピードという点で、明らかにサカローにがあるように感じました。


 基幹となる設計思想(笑)が発想法である以上、手軽さとスピードについては譲れません。発想するための道具には、豊富な機能よりも機動性のほうがはるかに重要だからです。現に私もメインの文筆活動の場であるカクヨムでは、サカローしか使っていません。


 あくまで個人の感想ですよ!

 べ、別にカクヨムびいきなんかじゃないんだからね!


 グーグルサービスのみ利用したツールにつきましては、他サイトにて発表しています。題名は、「ホバー発想法でツール(略してホシナロー)~ぼくのかんがえたさいきょうの小説執筆ツールです!~」です!

 なお、外部サイトへの誘導に当たるため、どこのサイトに投稿したのかは秘密です。

 あ~、見つけられない人がいたらどうしよう?(笑)



 次回、とりあえず最終回です。



 無料フリーで書ける、読める、伝えられる。

 もっと自由フリーに、カクヨムライフを。


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