第97話- 嗤う貌 2
ドライブデートのつもりで山道を走った、
最初は良かったが些細なやり取りで険悪ムードに、火がついたみたいに彼女の勢いは止まらない、
何を言っても火に油、
ふとこのまま助手席だけぶつけてやろうかって、
そんな思いで頭が一杯になった。
Crush!
ガードレールの下に嗤う貌が浮かびあがった。
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