第32話- サイレン その一

土曜の昼になるとサイレンがなる、彼は落ち着きを無くし神経質に動き回る


何故かと問うと、シドロモドロに、これは出発の合図なのだと言う


彼は屋上に駆け登り、空中へと飛びたつ


重力に逆らうこと無く地面へ


止めることの出来ない毎週土曜日の彼の日課らしい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る