政治的なアレコレ

第1話 オリンピックについて

妄想なのか、最近になって、おじいちゃまのことをよく思い出す。

そのせいか、脳内の愛国憂士がこんなことを言い出した。

「オリンピック開催？

　幻の東京オリンピックは1940年開催で

　その後本当に実現したのは20年以上

　経ってからだった。

　オリンピックに行けず、

　靖国で眠っている英霊も数多くいる。

　もしも英霊に敬意を払うのであれば

　オリンピックは20年後に開催すべきだ。

　夫婦同性に賛成の真の保守であるならば

　オリンピック開催も先人に敬意を表し、

　延期の決定を今すぐ出すべきだ。

　都合のいい時だけ保守ぶるんじゃない」と

脳内の愛国憂士は語っていた。

まぁ、その通りなんだけどね。

愛国憂士と、保守派との溝は深まるばかりで、やっかいなことに、インターネット右翼との溝よりも、保守派の政治家と相性が悪い。

たとえば、新保守、新自由主義と呼ばれる人々は、LGBTについて否定的だが、お前ら、戦前のこと忘れてないか、と。

戦前は男女別学であり、同性愛的友情もそこかしこにあっただろーな、と。

昔からあったはずだし、たぶん、同性愛を隠して結婚した人は数多くいた。

むしろ、現在進行形でいる。

のに、なぜ否定的になるか、と言うと、根幹が揺らぐからだ。

「自分の父、もしくは母が同性愛で、

　自分は望まれない子供だったとしたら？」である。

自分の子供が同性愛者であることを受け入れる話はよく聞くが、

親が同性愛者だった場合、受け入れがたい。

だから、鋳型にはめる。

プロトタイプで「男と女は愛し合うものだ」

春画展行ってないんだろーな。

さて、実は、春画展に行ったことがある。

もちろん、エロ目的である。

なんの因果か、私は、18歳になる前に

「18歳以下でも読めるエロ本」

が読みたくなり。

いとこが残していった「ギャラリーフェイク」に載っていた春画を

図書館で探し当てて、こっそり読んだ。

おかげで、いまだに春画が一番のおかずである。

んで、男女のイチャイチャを見るために行った春画展。

最初の一枚目。

男同士。

そこから先、半分以上が、男同士。

「うわーお」

BLって日本の伝統文化だったんだな、としか言いようがない。

ちなみに、高校時代、親に強制的に書道を習わされ、

「こんなもん何の役に立つんだ」と思っていたが。

春画は読みものとセットな場合も多く、春画展で読みものを読む時に非常に重宝した。

ありがとう、親。

結論から言うと、今の保守派は、一部の幻想ロマン、正確に言うと、ねじ曲がった少女漫画論でしかないと思う。

一部の少女漫画は、男女の恋愛、異性は必ずと言っていいほど恋に落ちるが、そんなもんはほぼ幻想なのである。

少女漫画が現実でないことは、

インターネット右翼にはギリギリ理解できる。

オタクだからだ。

しかし、政治家はオタクではない。

オタクではないので、現実と二次元との区別がつかない。

今回の緊急事態宣言については、完全にこれ、

「ヒロインに好かれていると思っている残念なイケメンが話す的が外れたキザなセリフ」そのものである。

国民はヒロインじゃないし、

世の中は少女漫画じゃない。

今の事態は、バイオハザードか、ハウスオブザデッド、ゾンビ映画だと思ってる。

と言うより、私は、

「実写版咎狗の血」だと思って過ごしている。

つまり、政府が全く機能しない、無法地帯で、殺戮と暴力だけがのさばっているディストピアだ。

マジで、笑えない。

個人的には、遊んでいてキツイゲームのひとつで、

「楽しめるほど好きではない」部類に入るが、

マジ、今になってあのゲームのおかげで、冷静になって見ることができる。

ありがとう、ニトロプラスキラル。

何が言いたいかというと、

私は無政府主義者、アナーキストに近いけど、今の無政府状態は、国民を混乱におとしいれるだけで、はっきり言ってつまらないし、個人的には

「お前らはキュウレンジャーの

　ジャアクマターかよ」

とツッコミ入れたい。

お前らの頭から法律は削除されてんの？憲法をなんだと思ってんの？

人命より経済大事なの？

キチメガじゃねーんだよ、

経済優先して18禁スチル回収してんじゃねーよ(過激)

アホくさ。