第20話 アトランティス 8

意識が戻って最初に思ったのはミナオレって死ねないんだなって事。<ちゅうて日光浴すればいつでも死ねるっしょ>って楽観があったからやってこれた部分はデカかった。つかこれってつまりもうウセルと再会する手段ないってコトじゃん!!はぁ・・・・・・萎えるわ・・・・・・。

そう思うとだんだんムカついてきたな・・・このミナオレにこんな残酷な現実突き付けやがってよ・・・そういやサアムウトあいつはどうしてんだ?


日没直後まで待ってから例の変な板を見るために目と視神経だけ再生させる

誰も居ない部屋。


ミナ 「サアムウトあいつ居ねえじゃねぇか」


ははーん。こいつら先にサアムウトだけでもっとこうって腹か。

かわいそうなサアムウト。お前の死は無駄にはせんぞ。どうせこいつらはエジプトの脅威だ。ここで皆殺しにする。サアムウトお前はキモくて頭もおかしかったがそれでも力になってくれたいい奴だった。お前の弔いも兼ねといてやるからな。



檻を破壊した。

なんか腹減ってんな・・・こんなに減ってんのはウン百年ぶりじゃね?ちょうど良いな。どうせ殺すし。

だがここでいきなり狩りメシにするのは素人。ここでまずやるのは逃げたりエジプト行かれたりされないように船を全部潰すこと。島だからこの点は楽だね。

見えてる船は全部壊した。

さてメシにしようか。



うまいうまい。嘘。今は味わからんわオレ。血だけでいいのに肉骨までいっちまったな。こんなペースじゃ全部食えねえなぁ・・・

そうだ。嫌がらせもしとこう。サアムウトあいつも言ってたしな。<闘争では人の嫌がる事を率先してやろう>って。

その辺に隠れてた奴らをほじくって引っ張り出す。

イケ面。イケ女。女。子供。うんうん多様性だね。

そいつらに噛みついて牙の毒腺(血腺か?)からオレの血を急速注入。瞬時に自我破壊。忠実なる我が下僕となる


ミナ 「今日は腹一杯食っていいぞ。だが一回一口までだ。一口食ったら次行け。ではゆけい」


のそのそと散っていく。

自我破壊までさせるとバカになるので使いどころは少ないがこういう時は便利だ。オレも続き食おっと。



アトランティスはアビインフェルノ!待て明日!

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