義兄さん。私は貴方が好きですよ。だから.....ね?

アキノリ@pokkey11.1

禁断過ぎる全て

恋人と同じ様に私を

第1話 禁断の恋

俺の名前は藪雨太一郎(やぶさめたいちろう)。

平凡な顔立ちで黒髪の少し天然パーマのクリッとした短髪。

そして成績もそこそこで中肉の中背。

平凡としている凡人の俺だが.....彼女の側から告白されて新島夢(にいじまゆめ)18歳で同じく高3という彼女が出来た。


とても可愛らしい顔立ちでハート型の髪飾りをしており。

更に茶色の長髪をしていて.....ロングだ。

だけど美少女級の可愛さで茶髪が一切気にならない。

俺は有り得ないと思ったが彼女は俺がずっと好きだったと話してくれた。


それは18歳になった、県立高校3年生になった春の事だった。

そして俺は夢と付き合い始めて映画デートしたり。

とても楽しい日々を過ごしていた。

その矢先、突然その夢と妹の新島恋心(こころ)と。

それからその親の新島高末(たかすえ)さんと。


何の偶然か母親が再婚する事になった。

そしてここから.....とんでもない事が発生する。

それは何が起こったかというと。

恋心が迫って来て.....俺の唇に唇を重ねたのだ。


「エヘヘ。遂に叶いました.....嬉しいな」


「お、お前!!!!?」


「私、ずっと義兄さんの事が好きだったんです。だから.....こうしたかったんです」


「.....!!!!?」


俺は赤面で同じく美少女の恋心を見る。

これは.....誰にも言えない秘密。

つまり彼女に絶対に言ってはいけない.....秘密となってしまった。

何だってこんな事に.....!?



俺と夢が出会ったのは高校2年生の時。

初めは夢にそれなりにプリントを持ったりして優しく接していた。

それからどうやら好かれたらしい。

学校1の美少女とされる夢に告白されてから.....三ヶ月のお付き合い。

そして.....今に至っている。


「.....という事で。再婚相手の.....」


「.....嘘.....」


「マジかよ.....」


俺達は目をパチクリして見つめ合っていた。

その事を高末さんと母さんは?を浮かべて見てくるが。

それは5月の半ばの事だったが。


まさかの展開だった。

俺の母さんと相手の夢の父親である高末さんが再婚。

そして彼女が義妹になった。


「まさか一緒になるなんて!嬉しい!」


「.....そうだな。俺も驚愕で嬉しいよ」


そんな喜ぶ俺達を見ながら高末さんと母さんは納得している様だった。

俺はその姿を見つつ.....横を見ると。

そこには音符型の髪留めを夢が右に着けているがその子は左に着けている感じで俺と夢をニコニコしながら見ていた。


顔立ちは幼いながらもしっかりしており。

完璧に夢と同じ美少女。

それから.....茶髪で右を編んでいる。

そんな感じの女の子。

高校1年生だったな。確か、と思う。


俺は、あ、と思いながら頭を直ぐに下げる。

そして挨拶をした。


「恋心ちゃん」


「はい。義兄さん」


「お久しぶり」


「そうですね。アハハ」


丁度、夢の妹にあたる人物だ。

俺はそんな恋心ちゃんを見ながら笑みを浮かべる。

そして夢を見た。

夢は嬉しそうに俺を見ている。

すると高末さんが手を叩く。


「さて。自己挨拶もそこそこに。取り敢えずは.....夢、恋心。部屋に荷物を入れて来なさい」


「「はーい」」


それから動き出した夢と恋心ちゃん。

すると夢は俺にウインクをした。

また後でね、と笑みを浮かべて言いながら、だ。

俺は赤面しながら、おう、と返事をする。


「母さん。俺はどうしたら良い?」


「そうね。貴方は外側だけでも手伝ってあげたら?女の子だし.....重いと思うの。荷物が」


「はい」


母さん。

藪雨美久(やぶさめみく)。

顔立ちは俺とは似ても似つかない綺麗な顔。

それから.....黒髪に若干の白髪。


そして高末さんは若々しい顔立ち。

20代で子供を連れているだけある慣れた様な黒縁眼鏡のイケメンだ。

38歳だけど.....やはり若々しいな。

身長は俺よりも少し上だ。


そんな人達も作業に入るのを見ながら。

俺は直ぐに恋心ちゃんと夢を追った。

それから恋心ちゃんと夢の部屋になる場所の前まで来てから。

恋心ちゃんに先ずは、と思いノックした。


「はーい.....あ、義兄さん.....」


「.....恋心ちゃん。何か手伝う事は.....」


「.....」


「.....え!?」


持っていた荷物を床に置きながら。

俺の腕を引っ張った。

それから恋心ちゃんの部屋に俺は引き摺り込まれる。


そしてドアが閉められ鍵が掛けられた。

俺は愕然としながら、ちょ。な、何?、と聞く。

すると.....甘い息遣いが聞こえた。


「.....義兄さん。その。私、魅力有る?」


「.....え?」


その次の瞬間。

俺は両頬を支えられそのまま恋心ちゃんにキスをされた。

え、ちょ、え!?!!?!!!?!

舌まで入れてくる.....!!!!?

俺は驚愕する。

そして赤面し始めた。


「あれ?何だか太一郎の声がしたのに?」


そんな声が背後からする中で。

俺たちは濃厚なキスを交わしていた。

それから.....ボーッとする恋心ちゃんは俺の手を掴んで自らの胸に手を添えた。

ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ!!!!?

俺は突然の濃厚さと恋心ちゃんの行動に頭がクラクラする。


「.....エヘヘ。お姉ちゃんと言えど触った事無いですよね。女の子の胸。私のおっぱい大きいでしょ?義兄さん」


「ちょっと待て.....お前は何をしているんだ.....!」


「.....私、貴方が好きなんです」


「.....へ?」


お姉ちゃんとは別れろとは言いません。

だって義兄さん幸せそうですし。

でもその、私と秘密の恋人になって下さい。


そして.....エッチな事をいっぱいしてあげますから。

とニヤッと俺を見てきた.....恋心ちゃん。

コイツマジか.....!?

何を言っているんだ.....!?


「ダメに決まっているだろ.....お前!」


「.....じゃあ良いですよ。私、おっぱいや私の下半身を触られたってお姉ちゃんに言います」


「.....!」


「私は本気ですよ?良いですね?」


恋心ちゃんは笑みを浮かべる。

こ、コイツは何なんだ!?

よく見ると.....丁度、床が湿っている。

興奮している!?

思いながら.....俺は真っ赤に赤面する。


「エヘヘ.....さあどうします?」


「.....!」


ここでイエスという訳にはいかないが腕を離してくれない。

私と付き合うまで離さないです、的な感じだ。

どうしたら.....良いんだ.....!?

って言うかコイツ何なんだマジに!

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