世界を滅ぼしてしまった

 明日の健診の問診一式を無くしてて、朝から職場まで取りに行きました(^_^;)

 その時にふと思い出したんですけども。

 そういや、ショートもう一本書いてたわ!(笑)

『森の奥には』第一倉庫ゆめのしま

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054934263616/episodes/16816927860254172534


 いやぁ。未来を想像すると、どうしても世界は滅亡してるんですよ………。

 これいったい何を書いてたかっていうと、New starのコメントでついぞ流太郎がおじいちゃんになった頃には孫型ロボットと生活してたりして、ってことを書いたりして。

 その孫型ロボットを考えてたら、近未来、とうとう世界は滅亡してしまっていました。

 なんでやねーんΣ(・ω・ノ)ノ!



 これはメガテン脳なんですかね!

 昔からオタクゲームとして有名な真・女神転生シリーズというのがあって、最近はそのⅤの発売で血沸き肉踊ってたんですけども。

 あれ、私が最初にプレイしたのは小学生の頃、真女神転生Ⅱからだったんですよね。

 で、ⅠとⅡには関連があるらしく。Ⅰは普通に東京に住む高校生が主人公として、突如現れた悪魔たちに世界が滅ぼされるんですけども。

 Ⅱは、その世界が滅んだ数十年後が舞台なんですよ。

 小学生の頃は、何か知らんけど怖いけど先が気になるわで、バラバラになった平将門公の身体の部品を集めたりしてましたが。もう、不安しかない世界を体感しましたね。あ、平将門公は、真女神転生の世界では東京の守護神です(´∀`*)ウフフ


 このゲーム、まずは世界が破綻して始まります。

 ロー・ファンタジーなんですよ。

 私、Ⅱやって、ストレンジジャーニーして、Ⅳやって、Ⅳfinalやって、……と、大人気のⅢを飛ばしてしまっていたんですけどね。近年Ⅲリマスターで買ったけど。

 舞台は、東京(ストレンジジャーニー以外)。でも東京以外が滅びていたりもします。

 その滅んだ東京を、この目で見ていく訳ですね。

 私、Ⅲをやっていないもので、Ⅳの世界で、ドットではない滅んだ東京を操作してみてですよ。すごいなぁと思いました。

 この日常と非日常の融合の恐ろしさというか、不安感というか、自分の知っている現実や真実と、知らないだけの世界の姿という、ifの世界に浸り込みます。


 極限まで人間を描いたゲームだと思うんですよね。オタクなので語りますが(笑)

 私、アトラスゲームのこういうとこが本当好きなんですよー。


 女神転生シリーズでは、神も天使も悪魔も土着神や悪霊、妖精なんかも、全て「悪魔」なんですよ。

 各々の考え方があって、まぁ悪魔会話で仲魔にしたりできるんですけどね。

 何が善で何が悪なのか。何が正しくて何が正しくないのか。その全てを主人公が決めるんです。行動選択性のマルチエンディング。最近は分岐がわかりやすくなったり、細かくなったり、人間的になったりした気がしますが。

 基本的には、low(法と秩序)、neutral(中庸)、chaos(混沌)という立ち位置があって、そのどれに属するかというのが分岐になるんです。

 ここでいうlowは、正しいという意味ではありません。

 法と秩序を重んじる=全能の神に従い、己を捨てることです。従わない者には生きる価値がないとして殲滅対象にすらなる法、決して私情を挟んではならない秩序です。

 chaosは、力と欲望の世界。力があるものが世界を制する。力がない者は虐げられても当たり前の世界。

 neutralは、その間ですね。どちらでもない。どっちつかず。

 これはね、ものすごく悩ましいんです。

 だって、low陣営のいう事も、chaos陣営のいう事も、わかることと嫌なことがあるんです。



 ストレンジジャーニーとか、もう、特に。

 このゲームは、北極点に現れたシュバルツバースという、世界の全てを飲み込みながら拡大している謎の地帯に、地球各地の連合調査隊が、人間の持てる最善の設備と共に向かうというお話なんですけども(記憶で書いてるから怪しいところがあるかも)。

 この調査隊の隊員の一員となった日本のエリート自衛官が主人公です。オジサマです。

 同行隊員の一人、chaosヒーローのヒメネスは備兵からのたたき上げで、一攫千金の為に隊に志願した自由人。規律に従うのが嫌いで、問題行動ばかり起こす困った隊員で、力を重んじてはいるんです。

 でも彼は、シュバルツバースで悪魔に異端と言われて虐げられていた、非力で喋ることもままならない悪魔に情が沸いて保護し、最終的にはその悪魔を助けるために合体までしてしまうんですよ。

 力がないと守る事すらできない極限の世界で。そんな風に人間を辞めた彼は悪なのか。力と欲望の権化なのか。chaosは悪ではない。これは、絶妙なシナリオです。


 一方、隊員の一人である科学者のゼレーニンは、シュバルツバース到着時に不時着した艦隊で捕らわれ、悪魔に玩具扱いされ、周囲の隊員は皆嬲り殺されてしまったという経験から、悪魔を憎むようになります。彼女は、悪魔から助けてくれる天使に縋り、全能神こそ至上とし、人を苦しみから救うという名分で洗脳の歌を歌うlowヒロインになります。

 極限の世界で、恐怖や不安を抱かないのは救いなのかもしれません。ただ、そこに個人は存在しません。これが幸福なのでしょうか。lowはともすればchaosよりも非道です。


 これが女神転生シリーズの面白い所ですねー。全てが間違いでもない。確実に正しい事がある訳ではない。では自分は何を考えて何を選ぶのか。

 そういうゲームなんですよ。

 シナリオ各所には、考えずにはいられないものがたくさんあります。それも、答えが出ない類のものです。

 真Ⅳの天王州奇譚とか、忘れられないイベントです。

 25年前に世界が滅んで、人間は悪魔を狩って食べることで生き延びていた。でも、天王州シェルターには戦える人間がいなかった。シェルターから悪魔の跋扈する世界に出ることもできない。長い間、閉じ込められた人々。

 彼らは、牛頭天王を崇拝し、牛を捧げものとして奉納し、その相伴に与ることで生き延びていた。でも、牛なんてもう絶滅して久しいようなもので、そもそも牛がいるなら相伴に与って生き延びる必要すらない訳で。

 だから、牛の被り物を被せたと。


 正しい答えなんて見つからないイベントの一つですねー。

 皆で飢え死ねばよかったのか。自殺覚悟で外に逃げるべきだったのか。きっとそうした人間もいたんでしょう。そうしなかった人間だけが生き延びていただけで。

 もう、こういった苦悩が。人間性が。大好きな作品です。

 こんな世界の中で一所懸命に生きる人間の希望が、意志が、決意が。素晴らしいなぁと感じ入ります。全ては、自分次第なのです。


 オタクなので、語りまくりました(笑)

 このアトラスゲームの宗教観みたいなものの話も面白いんですけども。これは語りだすと文字数更に倍にドンですね(;^ω^)

 あ、私は宗教において、徹底的に無宗教なので、女神転生でラスボスになりがちな名前を言ってはいけないあのお方を否定している訳ではありません。ただのオタクです。

 徹底的に無宗教なのは、前に書いた気がしますけれど、無神論者なのではなく、神様っていると思うけど、どなたが私の神様なのかわからないので、宗教に属してその神様が私の神様と違ってたら失礼極まりないので、そういう理由で無宗教というか、ちえこ教です(*´∇`*)

 ユンケル教とぱんなこった教は好きです。タモ神にはガンバルンバの祝福があると思っています。

 毎日飲むと血糖値バカあがりで健診に引っかかるので注意です。


 明日健診やがなー(´・ω・`)


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