第6話 超ハッピースタア


 「「「ジョーガシュウ」」」

「「「我が座ボーン」」」


 「「「ガザボーン」」」


 落ち着いた男女の声・・・・・・

男二人に女一人・・・・・


 シュタと静かに降り立つ・・・・・

灰色のガザシュナから比べ・・・・・・


 普通の機械兵・・・・・

とんがりも無く・・・・


 昆虫的な美しさを持つ・・・・・

灰色なガザボーン・・・・・


 スザクは四方を囲まれたと・・・・・

まずいと・・・・・


 「後方を突破し逃げるぞ」


 他一人は戸惑い・・・・・

もう一人が・・・・


 「何言ってるんだ!」


 スザクは吼える・・・・・

「あれは姉さんだ」


 「俺にはわかる」

「逃がしてくれ!」


 そして懇願・・・・・


 スザクはひいいいと・・・・・


 ガザシュナが波紋より・・・・・

黒い美しい剣を取り出し・・・・


 大きく構え・・・・・


 「ゴウザブーン」


 吼えつつ剣をバットのように振るう・・・・・

風が駆けえ抜ける凶悪で・・・・・・


 対象以外には害がおよばぬ・・・・・・

騙しであり・・・・・


 災害な・・・・・

其れ以上かも知れない凶悪な風・・・・・


 全力ガードで・・・・・

吹き飛ばされ前提でガードのスザク・・・・・


 「あれ?」


 吹き飛ぶことなく・・・・・


 気がつけば・・・・・

持ち上げられ・・・・・


 「ひいいいいいいい」


 スザクのドラゴンヴァメイルには・・・・・

ガザシュナの黒い剣が突き刺さり・・・・


 スザクは持ち上げられ・・・・・

ひいいいいと吠えるスザク・・・・


 こう見えてしっかりドラゴンヴァメイル使い・・・・

この場を逃げようとしている・・・・・


 出来ずに怯えじたばたしているように見え・・・・・


 何時もの事であり・・・・・

故に舐められてしまう・・・


 不憫なスザク・・・・・


 「相変わらず」

「しぶとくて良し!」


 陽気で好ましいシュナの声・・・・・


 スザクは皆この声で・・・・・

緩しちゃんだよなと・・・・・


 「この超わがまま姉さん」

「なんでうらぎるんだよー」


 じたばたしつつ・・・・・

「ある種酒販だろ!」


 シュナは陽気に・・・・・

「そっちよりこっちがいい」


 「ただ其れだけで」

「スザクにはお立ち台に成ってもらう」


 「私が目立つ為の都合のよい敵に」

「味方よりありがたーい敵に」


 「ああいい弟もって」

「私超ハッピー」


 ガザシュナは各々が役目を果たしたと理解し・・・・

「ザスタア」


 ぶんと黒い剣を振るう・・・・・

スザクはお空に飛んでいく・・・・・・・・


 少ないファントムタガンと・・・・・

二人の他のドラゴンバスターは逃げ出し・・・・・


 ガザシュナは其れを見つめ・・・・


 「にがしていい」

「どうせこっちにつきたくなる」


 「手土産なんていらんもの」

「もってくる奴は修正」


 「ジョー様なんて粋がいんでしょう!」


 黒い剣を波紋に仕舞い・・・・・


 「さてジョー様の所に」

「カナ姫様の所に行きましょうか」


 「「「我らは警戒を」」


  傍に降り立ち・・・・・・

ガザボーンは伝え・・・・・


 シュナは・・・・


 「オーヴァ」


 そしてガザシュナは羽を広げ・・・・・

飛翔し始める・・・・・・

 


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