第68話 さこゼロさん作

「させませんよ!」


サクタの気配に気付いたのか、ネコがクルリと振り返る。


「安心してください、着ています」


そう言ってネコは、ぶかぶかの「スコッティTシャツ」を自慢げに見せつけた。


魔王は駅前のファストファッション店で購入した、やはりぶかぶかのグレーのトレーナー。


そしてスパイクメンに至っては、サクタの唯一と言って良いワイシャツを、袖口をまくって着こなしていた。


「うーむ、これは…」


サクタは思わず唸る。


三人の服の裾から伸びる白い足に、サクタは全裸よりもエロい何かを感じていた。

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