第46話 おむ作

 「百年も眠りについていた貴方の本当の『リアル』なんですよ?」


 俺は聞き間違いでなければ、彼女は百年も俺が眠っていたと言う。

 あまりにも信じ難い。だって俺は、昨日オンラインゲームをしてまた明日やろうとネッ友と約束して眠りについたのだ。


 意味不明すぎる。何もかもが。

 頭が混乱していると、遠くから爆発のような音が鳴り響く。

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