第42話 紫野田 舞さん作



「え、貴女が膝枕してるんですよね⋯⋯?」


「え⋯⋯?」



白髪の美女はどうやら無意識で膝枕をしていたらしい。

先程の台詞を言った際も催眠状態に近く、ボーッとしながら呟いたのだそうだ。


「と、なると、次のステージってのは?」


「いや私に聞かれても⋯⋯あ」


視線を泳がせた美女が、一点を見て固まった。


彼女の目線の先を見れば『NEXT LEVEL』と書かれたドアがある。


「はっ、これだな? 新しいステージ」


作田は白髪の美女と共にドアの前に立つと、ドアノブを握った。



「さあ、次はどんな世界が待ってるんだ━━」

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