第15話 さこゼロさん作


そうして一時間後、俺は留置所の中にいた。


当たり前だ…


なんせ、裸の幼女を連れ回したのだからな。


ネコは現在、泣きじゃくりながら警察の人に縋り付いていた。大人用の上着を羽織り、時折ニヤケ顔でこちらをチラ見する。


「ああ、俺の人生終了か…」


サクタは只々そう呟いた。

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