第4話 紫野田 舞さん作
ポカポカ━━と、絶え間なく振るわれる拳に俺が耐えていると、やがて彼女は飽きたのか攻撃をやめて立ち上がった。
雑に落とされたため、俺は後頭部を床に打ち付けることになる。
「ぃっつ⋯⋯ん、どこか行くのか?」
「作る気なさそうだからカレー買ってくる」
「そうか」
金髪の少女は財布も持たぬまま、俺に背を向けてそう言った。
何故財布を持っていないと分かるのか━━それは彼女が『全裸』だからである。
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