元自衛官である『三月 琥珀(みつき こはく)』は、不慮の事故をきっかけに退官して小説家となり、執筆活動を続けています。
そんな中で知り合いの『汐奏 愛海(しおかなで まひろ)』から、『醒ヶ井 絢柑(さめがい あやか)』という人物を紹介され、彼女の祖母と呉市で会うことになりました。
「うん、大丈夫」
この時に涙を流したのは
『ボク』だったのでしょうか……
『俺』だったのでしょうか……
伝えたい言葉を胸に秘めた切なさ
愛しい人との別れと再会
彼女が『相手の方』へ伝える事が来る日を、私は切に願います……