第2話

大会運営控え室『今回もよろしく頼みますよ』

『問題ないだろう』

_

大会当日の朝

『特製お弁当作っていこう!』

準備を整え大会会場に向かう

『対戦表出てる!どれどれ、一回戦目は水系の魔物か』

アナウンスが流れる

『呼ばれたな行くぞエンタ』

『がう』

相手の水弾がエンタを襲う

『あーやられてる、頑張れエンタ、買ったら晩御飯は豪華だぞ!』

『がう!』

相手の水弾とエンタの炎弾が激しくぶつかり合い、辺りが水蒸気で見えなくなる

『互角か、いや』

炎弾がそのまま突き進み相手に命中しダウン

『やった、やったなエンタ』

その後もあれやあれやと勝ち進み決勝戦


控え室

『エンタ特製弁当だ、これで優勝間違いなし!』『がうがう』


『決勝一組は優勝大本命錬金ゴーレムだぁ~!!』『対してもう一方は無名のルーキー、果てして勝つことが出来るのでしょうか?』

『やばっ何だ、あれまじまじ見ると余計にやべぇな』

試合が始まり

エンタが炎弾を打つがまるで効いていない

逆に相手の一撃一撃は重くエンタを苦しめる

『こんなものか盛り上がらないな』

エンタは力なく倒れているがまだ攻撃を受けている

『くそっ駄目だ、こんなことになるなら、もういいやめてくれ』

ゴーレムの前にたち塞ぎるがそのまま宙をまう

それを目で追うエンタ

一気に闘志が沸き上がるエンタ、そしてギアが上がる

『おっようやくさっきの弁当が効いてきたか、』

身体中から炎が吹き出し、体が一回り大きくなる

そして炎弾を放つ。

ゴーレムがよろめく

『なんだこれは、こんなことが!』

そして勢い良くゴーレムに突進し胸の魔石を砕くとバラバラに砕け散った

『なんと勝者はエンタだぁ~!!すごいぞ大番狂わせだぁー!』

『勝ったのか、やったなエンタ!』『がう』

なにやら運営が騒がしいがそのまま賞金貰い家路についた

_

それから数日後

『エンタはもう一人で大丈夫だな森に帰るんだ』『がぅ』

森の茂みに消えていくエンタ

『ありがとうな、元気でやれよ』


山に大きな咆哮が響き渡った




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炎獅子!! @mono_00_

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