髪を伸ばしていた陰キャ、髪を切ったら人気者になりました
春丸
プロローグ
髪の毛で何かが変わるのか。
例えば、第一印象。
清潔感のある人は髪の毛がサラサラという印象で、カッコいいと言われている人は髪の毛をカチカチにしてまでセットをするという人気者に多い印象だ。
そして僕は——
髪の毛で顔を隠すということをした。
カッコよく見せたい人がいない僕は顔を隠し、高校1年生の中頃から今の高校2年生まで、もうずっと髪を切っていない。
しかし、ある日——僕はこう言った。
「髪の毛短めで」
美容室。
僕が高校生活では行くことはないだろう場所に、僕は足を踏み入れていた。
そして、その場所に足を踏み入れるだけで、僕の高校生活は変わっていった。
女子の髪の毛は命だ。
しかし、男子も命なのかもしれない。
なんでかって……
『日常』『習慣』『学校生活』『交友関係』『思考』『行動』『人柄』『容姿』
──髪を切ってからあらゆるものが変わったのだから──
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます