夢
夢だったんじゃないかな
君の名前を見るたびにそう思う
だってそうだもの
夢だったもの
わたしにとってこの名前は
とても特別だったもので
遠く光る星のようで
いまはもう名前しか見えない
触れられない君の名前だけがそこにある
君の体はどこかへ消えてしまった
ふたりの思い出は霞んで飛んでいった
これでいい
これでいいよね
もとの生活にもどるだけ
ながいながい夢がおわっただけ
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