第5話 ゆがみ

攻撃と防御

ほことたて

自然と人間

絶対に調和しない

うそとしんじつ

理性と感情

男と女

絶対線がある以上分けられる

ゆがまされるやつは何だろうか

人物だとしても、その人物、物体がしたわけではない。

過去の産物からその人物が出たわけで。

ゆがみは、車の板金のように修理に時間がかかるか、取り換えるか。

わたしのような微生物が、ちろちろ動いて微かな声を上げて

世の方々は「は?」で終わり。

無責任発言とも言われかねないだろう。

この声、ゆがみさんにいってやりたい。

「なんか言ってよ。表現してよ。ゆがみはこんな感じです、と」

何も言わないことが最大の卑怯だ。

必要最低限の言葉で生きていけばいいんだろ。

余計なことを言うから叩かれるだけだ。

権力や実績のないやつは、黙って生きてりゃいいよ。

それが楽なんだ。

年寄りのひがみで文句たらたらなんでしょう。

嘆き悲しみ、共感するやつもいない。

ゆがみさん、なんか言ってよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る