鳥じゃない君と僕
手を大きく広げても空を飛べない君は僕に似ている
仏頂面で何を考えているかわからない君は僕に似ている
いつも同じものを食べている君は僕に似ている
でもそれ以外は全部似ていない
僕はマイナス20度の世界では生きていけないし
シャチやアザラシに襲われる心配もない
プールの授業で泳げなくて先生に怒られたけど
死にはしない
群れを作る必要もないし知らないところにはぐれてもすぐに迎えに来てくれる
怒られるけど死にはしない
君は僕の事を好きじゃないかもしれないが
僕は君の事が好きみたいだ
ただ君も僕と同じように
空を飛んでみたいなって考えてくれていたら
少しうれしいかもしれない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます