神様の遊び

亜譜。

第1話

「ゲームのルール」

「1ヶ月に1度行われる神様たちの宴に入ってもらい、神様のうちの誰か1人の者の背中にある札を持ってこれたらクリアとする。

しかし、人間ということが札をとる前にバレたらゲームオーバーとする。

参加者は全員高校生とする。

1ヶ月に1度行う。

ゲームオーバーとなったものは、自分の一番大切なものを代償として差し出す。」



「なんだこれ」

靴箱の中に招待状と書かれた紙切れが入っているのを見つけ俺はつぶやく。

紙の裏には

「桃山第3高校の校舎裏のゴミ捨て場に今夜9時集合 参加は自由」

と書かれてある。

怪しい。怪しすぎる。

この雰囲気からしてラブレターではないだろう。それに恋人いない歴=年齢の俺に彼女などできるわけが無いのだ。

「守ー!何してるんだ?先いくぞ!」

「おい待てって!」

俺の名前は森乃守。高校2年生だ。

これから去年、俺の身に起きたとある不思議な事件について話そう。




「、、、、、」

(まあ、誰もいないよなこんな時間。)

招待状を見て俺はわざわざ裏から回って学校に入り込み、校舎裏のゴミ捨て場へとやってきた。

いや、怪しすぎるのは事実だ。しかし、俺の年頃の好奇心というものは拒否という選択肢を許してはくれなかった。

その時だった。

トン

誰かが俺の方を叩いた。

「誰だああ?!」

「俺だよ俺。西川清だよ。あんま大声出すなって。」

こいつは同じ5組の西川清。きよちゃんって呼ばれてる。いつもテンションが高い。

「なんでお前、、、、こんな時間に何してんだよ。」

「お前こそ何してんだよ。」

「、、、それは、、、信じてくれるかわかんねえけど、、、」

俺はここに来た経緯を話した。

すると世間は思ったより狭かった。

「おれも!なんか靴箱に入ってて、、、それで!ここにきた!」

相変わらずテンションが高い。

そんなことを話しているとまた誰かやってきた。続々と集まり、9時になる数分前には俺を合わせて5人も集まってしまった。

大人しめの川上啓二

密かにクラスのアイドルとされている田井光

クソ元気な東野彩

全員同じクラスだ。

というか、話を聞くと俺と同じように好奇心に負けてしまったヤツらばかりらしい。

バカなのか。お前ら俺と同類か。そうか。よかった。以外にも俺は嬉しいぞ。うん。

そんなことを考えていた頃だった。

ゴミ捨て場がひかりだした。

やばいと思ったその瞬間。

「う、うわあああああああ!!」

俺たちは光の中に吸い込まれてしまったのだった。



しばらく意識を失っていたようだ。

目を覚ますと俺は大きな部屋の中、結構大きめの椅子に縛り付けられていた。










(続きが読みたいと思った方は、コメント、星お願いします。多ければ続きをかかせてもらおうと思います。)

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