魔王的小噺
どうだ、このあたりで少し休憩をはさんでは。
昨今、魔界では己の力を過信して、レベルの高い勇者に挑み返り討ちに遭う者が増えている。結果として勇者の経験値を無駄に増幅させ、奴らをより強力な存在にしてしまっているのだ。
では、勇者側から見ればどうか?
自分より少しだけ弱い敵が、ひっきりなしに襲ってくる。ちょうど良く倒せる程度の敵を次から次へとやっつけながら、奴らは挫折することもなく確実にレベルアップを重ね、自信をつけている。
そう、この勇者式のレベルアップ術は『自分が出来るレベルのことを何度も反復』しながら、『充分なレベルに到達したら次のステップへ』という絶対に自信を失くす事のない方法なのだ。
英語学習にも同じことが言える。
多くの者は、単数や複数の文法を少し理解しただけで「簡単だ」と油断してしまう。そうではなくて、その「簡単」なレベルのものを「確実」にこなせるレベルまで到達して初めて、次のレベルに挑戦する準備が出来るのである。
忌々しいことではあるが、これは勇者から学ばねばならぬ事なのである。
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