ワールドクエスト④

ダメだ…刃が通らない。


「俺も無理だ」

「俺もっす」

「魔法も通らないからなぁ…」


どうやらみんな無理そうだ。


「ユニークスキルは?」


ふと思いついた。


「燃やせば良くね?」


ライムが言った。確かにどんな物でも燃えるからな…


「まぁ固定されてるしと試してもいいか。

いいぞやってみろ」


「了解、不死の炎」


ボウ


小さな炎が出てきた。


「燃えないかなぁ…」


そう願いたい。みんな思っている。

そしてライムが炎を龍に向けた。炎は龍に向かっていく。


グ、グルルル…


龍が燃えた。


「あっ燃えた燃えた」


ライムは嬉しそうだ。


ギャウギャウゥ…


かなり龍は苦しいようだ。


「すまない。これもこのゲームを守るためなんだ…」


本当にすまない。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

しばらくすると声が聞こえた。


《ワールドクエストが終了しました》

《機械神龍を倒しました》

《1番活躍したユニークに龍の素材を与えます》

《この世界を守ってくれてありがとうございます》


「終わったな…」


「そうっすね…」


「そうだな…何もしてない…」


コハクが残念そうに言った。

いやごめんって今回は不利だったんだ…


「次は任せるから…ね?」


「分かった」


何やら満足そうだ。


「ルシファーさん、凄い素材ですよ…これ」


ハクが驚いたように言った。


「そうなの?」


「本当っすね、この砲塔使えるな…」


リンとレンがかなり考えている。


「取り敢えず帰るぞ。少し疲れた」


「「「了解」」」


_________________________________________

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