兄弟

2時間が経った。

途中戦闘の方からおそらく選ばれた人が来た。名前はコハクというらしい。


「生産職の人たちそこまで」


みんな終わったようだ。


「取り敢えずチーム組んだやつは分かれて」


えっと…鍛治師の方は、2、2、2というチーム人数で、錬金術師は全員1人ずつか。


「じゃあ鍛治師の方から見ていくから」


右から見ていった。


「これは?」


「はい、鉄の剣です」


何故か自信満々に答えた。


「2時間何やってた?」


「自分の持っていた鉄で作っていました」


つまり、早く終わったんだな。多分。


「2時間は素材とか取りに行かせるためだぞ?

考えてみろよ…あと…」


「あと?」


「もし、俺がこれ振ったら壊れる」


「え?じゃあやってみてくださいよ」


「いいのか?」


「はい」


鉄の剣を手に持ち振った。


ブン


パキン


「あっ…」


「分かった?」


「はい…」


よし、じゃあ次。

なんか、禍々しい剣があった。

作ったのは竜族の2人。


「これはお前たちが?」


「そうっす!ドラゴンの鱗で作りました」


「ドラゴンの名前は?」


「名前はないですけど、黒龍と言ってましたっす」


まじかよ、黒龍は倒すの苦戦するはずなんだよな。攻略サイトで見た。


「振っても壊れなさそうだな。鍛治のレベルは?」


「俺がlv9で、レンが8」


うそやん、ほぼMax(lv10)に近い…

そういや名前聞いてなかったな。


「名前は?」


「俺はリン、後ろはレンていう名前っす」


「よろしく…」


レンが小さく言った。


「分かった。ちょっと待っていてくれ」


「分かった」


その後次のペアを見たものの、ダメだった。

最初のペアと同じく脆かった。

なのでリン、レンのペアのところに戻る。


「お前ら、入るか?」


「是非お願いします」

「お願いします」


これで鍛治師は決まったな。


次は錬金術師の方か…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ポーションを鑑定したりしたが、買ったりしてる奴や毒?のようなものが入っていてどれもダメだった…

錬金術師はまた後だな。


これで一旦募集やめるか。


「おーいハク?」


「ルシファーさん!終わりましたか?」


「終わったよ。そっちは?」


「終わりました」


「今回はユニーク種族が入っただけでもいい方だし、凄い鍛治師の2人組も入ったから良しとするか」


「そうですね」


「よし、じゃあ改めて。俺がここのギルドのリーダーだ。これからよろしくな」


「よろしくお願いします」


「よろしくっす!」


「よろしく…」


そういえば、ここのギルドの名前考えてなかったな。


「さっそくみんなに聞きたいのだが、ギルドの名前考えてくれない?」


みんな、うーんと悩み始めた。


「ユニークでいいじゃないの?」


コハクが言った。

まぁ、ユニーク種族が多いからなぁ。


「それでいいと思います」


「それでいいっすよ」


「いい名前」


じゃあそれでいいかな。


「分かった。じゃあユニークというギルドで」


これからどうなるのかな〜


ピロン


ん?

メールに何かきた。


「えっと…なになに?」


ふむふむ…3日後ギルド対抗戦をする…

イベントかな?


「お前らこれ知ってる?」


「初めてですね」


「ギルドハウスが実装されたからなのでは?」


たしかに、そうかもな。

やるとしたら、勝ちたいなぁ。


_________________________________________

読んでくれてありがとうございます。

取り敢えず2章は終わりです。

応援よろしくお願いします。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る