世界大統領

入学式。

牡丹桜が咲いている

今日は入学式で新入生徒が校内を歩いている

ここは世界中央学校、様々な国の子達が学びに来ている

学園長メポによって創設されたこの学校からは世界のリーダーとなる素質をもったものが集う

『はーい皆さーん会場はこちらですよ』

皆誘導され体育館に集まり、定刻に入学式が始まった

淡々と式の予定が行われ最後に学長からの話だ

『おはよー！桜が丁度良く咲いていて絶好の入学式日和だね、君たちが記念すべき100期生で、何か1期生から見ている私は何だか感慨深いよ』

突拍子もない話に思うかも知れないが学長は宇宙人で古くに一人で地球に移り住んだらしい

学長の最近オススメのお菓子など、どうでもいい話で入学式は幕を閉じ皆各々の教室に向かうのであった

『おはよう、みんな今日から君たちを受け持つことになった羽賀だよろしく！、じゃ簡単自己紹介してもらおうかな、まず先生が簡単に、、』

といったものの先生のどうでもいいここに来て何年目とかコーヒーより紅茶派なんだとか内容の自己紹介が一時間に及び、生徒の自己紹介の時間がなくなってしまったが全寮制の学校なのでそのうち色々と分かってくるだろう

─しばらくするとある程度クラスの人の顔と名前ぐらいは分かるようになってきた。

が一人だけ誰も会ったことのない生徒がいるそれが《ダークマターしんじ》である

日本人ぽいが、部屋のドアに名札と立ち入り禁止の札がかかっていて入学式にも出ていなかった

一体どのような人物なのか謎である

ともあれ、そんなこんなで学園生活が始まった