デートスポット

 今日、燿からデートのお誘いがあった。うちは、何種類かのデートがある。


 人数が多いから、みんなで行くこともあれば、一対一もある。今回は、一対一である。


 今までも、旦那さんごとに、二人きりであちこちに行って楽しんできたから、行っていない場所が見つからない。


 燿は、家の庭でもいいと言う。芝生に寝転がって、まったりと過ごす時間という感じだろう。


 この話を、孔明に言ったら、


「颯ちゃんのことが、本当に好きなんだね。ただそばにいればいいんだ」


 確かにそうなんだも思うがらどうせなら、どこかへ行きたいと思う。この世界で何もない日に、霊視を存分に震えるときに。


 ちなみに、映画はダメ。燿が爆睡してしまうから。横になると瞬殺で寝るのだ。


 公園は孔明と行ったし、バーは焉貴と行った。水族館は貴増参と行っている。独健とは海を見にいった。光命とはダンスパーティへ行った。夕霧命とは映画館で、やはり彼も眠っていた。しかも、堂々とした態度で彼は、


「映画館は寝るものだ」


 と言う始末。月命とは月のお祭りに行った。明引呼とはプール。張飛とはまだどこいも行っていない。蓮とは付き合いが長いから、いろんなところへ行き過ぎてもうわからなくなっている。


 さて、どうしたものか。


 2021年7月6日、火曜日

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る