2
溢れ出すアイディアについていけない。
1つひとつを忘れないようにと、書き留めていっても追いつけない。
かいてやれない。
生かしてやれない。
私のスケッチブックやノートの中で素直に、いい子にして本来の姿で生かされることを待ってくれている。
なのに。
なのに産みの親の私に捨てられることがある。
忘れられることがある。
どきどき生かしてやれることがあるけど停滞する。
いい子にして待ってくれているのに。
ごめんね。
力不足な私のせいで。
私の、創作意欲が物書きのくせにとっても低くて。
時間がないのはただの言い訳だ。
いい子にして待ってくれているのに。
何をされてもいい子にして従っていく。
もっと、もっと抵抗してくれていいのよ。わたしはここにいたい。使われたいと。
ああ、ごめんね。
また1つ、アイディアが溢れ落ちてしまった。
ごめんね。本当にごめんね。
私が、こんな矛盾の塊で。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます