旧備忘録

陰陽由実

1

演じて、演じて、周りに合わせていたら、いつの間にか、仮面を取った私がわからなくなっていた。

私がわからなくなっていた。

私ってなんだろう?誰だろう?

もう、わからない。

私がわからない。

誰にもわからない。

いつのまにか、私の顔がなくなっていた。

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