超怖い少女  第1弾

コメディアンホラー西山

第1話 電車内で出会った少女は僕を守るために

{ナレーション}


 電車内で出会った少女は僕を守るべく僕をいじめた悪徳上司に制裁をする。


{本文}


 僕の名前は、踝 壮也「くるぶし そうや」42歳。身長162㎝、体重67㎏。


 髪型はスポーツ刈り。顔は普通だ。体形はややぽっちゃり系。


 僕は毎日電車に乗って通勤している。


 僕は、株式会社 和「なごみ」でパートナー社員として働いている。


 株式会社 和は従業員200人の中小企業だ。


 株式会社 和の社長は大塚 智明「おおつか ともあき」65歳。


 身長170㎝、体重75㎏。


 髪型は短髪ストレートヘアー。顔は凛々しい。体形は普通だ。


 僕の仕事ぶりは今一でいつも課長に怒られてばかりいる。


 その課長の名前は、日牧 直孝「ひまき なおたか」55歳。


 身長168㎝、体重65㎏。


 髪型はスポーツ刈り。顔は普通。体形は普通だ。


 日牧課長は僕の懸命に作った書類が気に入らないので何時も僕を怒鳴りつけて書類を投げつけてくる。


 株式会社 和はオフィスで僕はパソコンを使って仕事をしてる。


 2050年4月10日この日から電車内が学生達でごった返すようになった。


 その中で一際目立つ少女がいた。


 少女の名前は、夢乃原 南「ゆめのはら みなみ」12歳。


 身長150㎝、体重40㎏。


 髪型は肩までのストレートヘア。顔は天使のようにかわいい。体形は細めだ。


 南は僕の前に立ってる事が多かったが座席が空いてる時は僕の右横に座る事もあった。


 南は僕の事をどう思ってるのか、知るよしもない。


 南は友達である大楢 成美「おおなら なるみ」12歳と電車内で楽しく話し合うのが日課みたいだ。


 成美は身長152㎝、体重40㎏。髪型はマッシュルーム型。


 顔は天女のように美しく。体形は細めだ。


 僕は仕事運が相当悪く何時も失敗ばかりしてたと思ってた。


 南と成美は大の仲良し2人はいつも一緒だった。


 仕事帰りの時僕は南に声をかけられた。


 南「おじさん、今日も仕事うまくいかなかったみたいね。」


 僕「分かってくれるのは君だけだよ。ところで君の名前は?」


 南「あは、私の名前は夢乃原南よ。天然なところもあるけどよろしくね。」


 成美「私の名前も教えてあげるね。私の名前は大楢成美よ。私は生まれつきよくおならするけどよろしくね。それとおじさんは今年本厄年じゃない。」


 僕「そのとうりだよ。仕事がうまくいかないのは厄のせいかな。」


 南「おじさんの名前は?」


 僕「おっと、僕の名前を言うのを忘れてた。僕の名前は踝壮也というんだ。だらしない僕だけどよろしくな。」


 南「おじさんはだらしなく見えないわ。」僕「そうかい。」


 成美「だらしないのは上司の日牧 直孝さんよ。おじさんは失敗なんかしてないからね。」


 僕「えっどういうことだい。」成美「今にわかるよ。」


 翌日、日牧上司の姿がない事に気づいた僕。


 大塚社長「踝君、君に謝りたい事がある。」僕「僕ですか?」


 大塚社長「君にだ。」僕は社長室に呼び出された。


 大塚社長「踝君、君が作った文章をあの悪徳上司である日牧君がけなしてたようだね。君が今まで作ってきたものは全て正しかったんだ。日牧君だが今日付けでクビにした。今まで君をおろそかにしてたのは悔やんでも悔やみきれない。だから踝君、今後もわが社で働き続けてくれないか。君こそが上司になるべきだと私は考えた。本当に申し訳なかった。」まさかの社長の一言に僕は言葉を失った。


 仕事帰りの時、また南と成美に出会えた。


 成美「おじさん、はっきりしたでしょ。どっちが悪いか。」


 僕「まさかだったよ。」


 南「日牧さんは自業自得かな。」彼女たちが日牧課長に何をしたのか。


 僕は女性にもてた事はない。なので女性と付き合った事もない哀れな男。


 翌朝、通勤の電車内で成美がいきなり僕の膝の上に座った。


 成美「おはようおじさん、お目覚めはいかが。」


 僕「おいおいいきなり膝の上に座るなよ成美ちゃん。」


 成美「いいじゃん私みたいな女の子に膝の上に座られて幸せでしょ。」


 南「おじさん、成美はうそをついた事ないから、成美の言ったとうりにしたら出世は間違いなしだよ。」僕「ま、まじか。」


 そう成美はうそをつかない少女だ。


 1週間後の夕方僕の家の2軒隣の家の前にパトカーが5台止まってた。


 日牧課長が住んでる家だ。


 昼休み休憩室でテレビでニュースを見た時に真実を知る事になる。


【ニュース】


 さて次のニュースです。今朝早くT県H市内の住宅で人が血を流して倒れてるという110頭番通報があり警察が現場に駆け付けたところ男性が血を流して倒れてるのを発見しました。

 男性は既に死亡しており警察は殺人事件として捜査を開始しました。


 今朝早くT県H市の住宅で近所の住民から人が血を流して倒れてるとの110番通報があり警察が現場に駆け付けたところ男性が血を流して倒れてるのを発見しました。

 男性は既に死亡しており警察では身元を調べた結果この家に住む日牧直孝さん55歳と判明しました。

 警察は殺人事件として捜査を開始しし日牧さんに何だかのトラブルがなかったか調べを進めてます。




 僕「うそだろう。日牧元課長が殺されてたなんて。」衝撃だった。


 まさか日牧元課長が殺されるとは夢にも思わなかった。


{ナレーション}


 誰が日牧元課長を殺したのであろう。


 あの悪徳上司だった日牧元課長が何者かに殺されて1週間成美は僕にほとんどべったりして甘えてる。


{本文}


 日牧元課長が殺されて1週間後成美は仕事帰りの時僕のアパートへ来るようになった。


 成美「南、また明日ね。」南「ばいばい。」


 南は300m南にある真新しい10階建てのマンションへ帰った。


 南は最上階の東側の奥から3番目の部屋で家族と共に生活している。


 一方の成美は・・。


 僕「あれ、成美ちゃんは帰らないのかい?」


 成美「私の家はここにあるよ。」


 成美が指をさした先には3階建ての鉄筋コンクリート増の一途建て新築の家が。


 しかも僕が住んでるアパートの目の前に存在してた。


 僕「そうか、ここが成美ちゃんが住んでる家か。」成美「覚えてね。」


 僕「立派な家じゃないか。」


 成美「お父さんが30年のローンを組んで買った家よ。ちなみに夜までお母さんも働きに行ってるから家には誰もいないわ。」


 僕「そうだったのか。共働きか。」


 成美「そうだよ。ちなみに私のお母さんは内科医でお父さんが外科医だからね。2人でクリニックを運営してるの。」


 僕「クリニックか。成美ちゃんには兄弟とかいるの?」


 成美「私?いないね。私は1人娘だから。」僕「そうだったか。」


 僕も密にこんな立派な家を建てたいと思った。


 成美「おじさんはこのアパートで生活してるでしょ。家賃はいくらなの?」


 僕「家賃か月に3万円さ。敷金がかからないから今のところお金に困ってないさ。」


 成美「3万円か。ねえおじさんの部屋に遊びに行ってもいいかな。おじさんの部屋で宿題もやっていい?」


 僕「僕はいいけどお父さんとお母さんに怒られないか。」


 成美「大丈夫、その辺はちゃんと説明しておくから。」


 成美は僕のアパートでしかも僕の膝の上に座って宿題をした。


 僕「成美ちゃんは甘えんぼだね。」成美「よく言われるわ。」


 僕は成美はよくおならすると言ってた事から成美のおならを真面にくらう覚悟で成美を膝の上に座らせている。


 まだ独身でモテない僕にとって成美に膝の上に座られて僕は幸せな気分だった。


 夜になり成美は家へ帰った。成美「じゃあね、また明日。」僕「また明日な。」


 電車に乗る時は南にも会うがほとんど成美が僕を占拠してる状態だ。


 翌日電車の中で今度は南が膝の上に座った。南も人懐っこかった。


 南「おじさんの膝の上気持ちいいね。」僕「そうかい。」


 南「成美はいいな、何時も夜くらいまでおじさんのアパートで遊べるのだからうちは門限が5時よ。」


 僕「南ちゃん家は門限が厳しいんだね。」


 南「家は姉妹ならいるわ。お姉ちゃんが2人妹が1人よ。」


 要するに南は3女。南は門限の関係上僕のアパートへ遊びに来る事ができないのだ。


 仕事帰りの時今日も成美が僕の膝の上で宿題をした。


 成美「あー、やっと終わった。このままずっとおじさんの膝の上に座ってたいな。」


 僕「気が済むまで座ってたらいいよ。」


 成美「お言葉に甘えようかな。ごめんおならが出る。」


 成美は僕の膝の上で豪快に・・。{ブ~~~オ、ブォ、ボス~~}


 僕「凄いのが出たね成美ちゃん。それにしても凄く臭いな。」


 成美「ごめん、お昼から一度もおなら出してなかったの。」僕「どうりでか。」


 成美のおならは強烈すぎたが僕にとっては幸せであった。


 南もだが成美は僕の膝の上がよほど気に入ったのか毎日僕の膝の上に座りに来るようになった。


 成美の両親は僕を信用したのか防犯の関係上1人娘である成美を僕に夜まで預けるようになった。


 最近の世の中は物騒だから仕方ないのかもしれない。


 僕は南と成美といる時間が幸せだ。


 僕「成美ちゃんは部活してるの?」成美「陸上部。」僕「陸上部か。」


 成美「体育大会で100m走とか400m走、1500m走に出た事があるよ。私は走る度1位を取るけどね。」


 僕「凄いじゃないか。」成美「まあね。」


 南と成美ほど人懐っこい女子学生は滅多にいないだろう。


 ちなみに2人は市立R中等教育学校へ通ってる。


 成績は常にトップで先生達から高く評価されてるというから驚きだ。



 見た目とは裏肌に。


 成美はアパートにいる時は常に僕の膝の上に座ってる。


 僕「成美ちゃんは運動神経がいいみたいだね。」成美「陸上部だからね。」


 日牧元課長が殺された事件だが3週間たっても手掛かりすらつかめてない状態。


 一部の報道では日牧元課長は自殺したんではないかとの噂が。


 南「警察の人も大変ね。あの悪徳上司が殺された事件がまだ解決してないなんて。」


 成美「警察は捜索の範囲を広げたみたいよ。」


 警察が必死に捜索しているにもかかわらず犯行に使われた凶器の特定も難航してるしなかなか前に進めないらしい。


 誰が日牧元課長を殺したのだろう。大塚社長は浮かない顔をしてた。


 大塚社長「踝君、日牧君が3週間前に亡くなったらしいね。」


 僕「そうなんですよ社長、今でも信じられないですよ。」


 大塚社長「日牧君は誰からも恨まれてたから殺されるのも納得かな。」


 僕「しゃ、社長、何か知ってるのですか?」大塚社長「もちろんさ。」


 大塚社長によると日牧元課長は自分の失敗を後輩や部下に押し付ける事が多々あったらしく誰に殺されてもおかしくない状況だったという。


{ナレーション}


 相変わらず僕にべったりな成美。


 いったい誰が日牧元課長を殺したのか。


 極端に人懐っこい南と成美は何故か僕が働いてる株式会社和の事全て知ってた。


 いったいなぜ?


{本文}


 翌日の出勤の時この日も南と成美に出会えた。


 南「おじさん、仕事うまい事言ってる?」僕「もちろんさ。」


 成美「おじさんは素直だから誰にも好かれるはずよ。昨日から難易度がある仕事を始めたでしょ。」


 僕「結構難しそうだったけど意外と簡単だったな。社長も大喜びだったよ。」


 南「何でもできるようになったからって気を抜かないようにね。おじさんは今年本厄だからね。」


 僕「分かってるよ。」


 そう僕は今年本厄だ。油断すると何が起きるかわからない。


 成美「私と南はおじさんが働いてる会社の事隅から隅まで知ってるから。仕事が終わってアパートへ帰った時に教えてあげるわ。」僕「え、まじ。」


 南と成美は株式会社和の事を全て知ってるようだった。


 株式会社和はオフィスであるが。


 仕事帰りの時成美は何時ものように僕のアパートへ来て膝の上に座ってた。


 この日は珍しく南も来てた。


 南「おじさん、社長は確か。」僕「大塚さんだよ。」


 南「そうそう、その大塚さんは元々は教職員だったみたいよ。」


 僕「それ初耳だな。」


 成美「大塚さんは今から丁度20年前に教職員を辞めて今の株式会社和を立ち上げたらしいよ。」


 南「で、ここでちょっと空気が悪くなるけど、殺された悪徳上司の日牧元課長は学校時代は友達を馬鹿にしたり、差別したり、いじめたりしてたらしいよ。だから日牧元課長を恨んでる人は外部にもいると思うわ。」


 僕「それってまじか。どうりで。ところで南ちゃん門限は大丈夫?」


 南「成美が私の家族に説明したら信じてくれたわ。それでも門限は7時までよ。」


 僕「2時間伸びたということか。」


 成美「株式会社和の話の続きするね。立ち上げた当初は失敗が多くて2・3年くらいは赤字が続いてたらしいの。最高で1200万円の赤字が出た事もあったみたいよ。」


 僕「1200万円・・・。」


 南「何度か失敗を積み重ねて今の会社ができたという事なの。」


 成美「大塚社長の熱心なところ素敵じゃない。私就職先はおじさんが働いてる株式会社和にしようかなと考えてるわ。」


 南「私も成美と同じ考えよ。」


 僕「南ちゃん、成美ちゃん何で僕が働いてる株式会社和の事詳しいの?」


 南「私のお父さんが株式会社和の副社長だからよ。」


 成美「私は大塚社長ともよく話すよ休みの日にね。」僕「そ、それでか。」


 南と成美が教えてくれた事は真実だった。


 南「おじさん、仕事の時おじさんの隣に可愛い女の人が座って仕事してるでしょ。一昨日その女の人がちらちらおじさんを見つめなかった?」


 僕「・・・ま、まさかだよ。」


 成美「隣の可愛い女の人はおじさんに恋してるんじゃないかな。」


 僕「そんなはずはないと思うよ。多分他に彼氏がいるよ。」


 成美「とは限らないよ。」僕「なんだか恥ずかしくなったな。」


 成美「おじさん、隣の可愛い女の人にはおじさんの他に彼氏いない。」


 南「隣の可愛い女の人は明日おじさんに告白するわ。」


 翌日成美と南の予想は見事的中した。


 僕の隣で仕事をしてる若くてかわいい女の子の名前は 楠野 彩夢「くすの あやめ」25歳。


 身長160㎝、体重40㎏。髪は木炭のように黒くて肩までのストレートヘア。


 顔は妖精並みに美しく体形は細めだ。昼休み僕は食堂で昼食を食べてた。


 彩夢「あのう、隣座ってもいいですか。」僕「いいよ。」


 彩夢「踝さん、実は私入社した時から気になってました。私は彼氏もいないのでよかったら私と付き合ってもらえませんか。踝さんの一生懸命な姿を見ると元気が出ます。」


 僕「僕とか。」彼女は本気だった。


 この日僕はキュン死寸前だった。


 アパートへ帰ると僕は南と成美ちょっと疑ってしまった事を誤った。


 僕「南ちゃん、成美ちゃんちょっと疑ってしまったのは本当に申し訳なかった。」


 成美「でしょう。私と南はこう見えて最年少の未来予報士よ。」


 南「100%じゃないけど90%あたるからね。」


 僕「今日は100%じゃないか。まさか告白されるとは思わなかったよ。」


 成美「おじさんの血液型は?」僕「Aだよ。」


 成美「恋人になった楠野さんはO型だから相性がよさそうね。」


 僕「ええええ~~、O型の女の子の見えなかったぞ。」


 南「ふふ~ん、楠野さんの血液型はO型なのよ。料理も得意らしいよ。」


 こんなうれしい事が起きてる反面日牧元課長が殺された事件が解明できていないのがネックだった。


 もしかしたら南と成美が誰が日牧元課長を殺したのか知ってるかもしれない。


 僕はそう思った。


 警察は日牧元課長を殺した犯人の特定した。


 疑わしい人物がリストアップされた。何と25人もいた。


 その中の3人が株式会社和で働いている仲間たち。


 仕事帰りの時 彩夢「踝さん、明日休みですよね。何処か行きますか?」


 僕「明日か。よし分かった。どこがいい?」


 彩夢「5星のレストランへ行きたいです。」


 僕「いいところあるよ。ここから500m歩いたところに高級レストランがあるんだ。3日前にオープンしたばかりだよ。」


 彩夢「わー行ってみたいです。」僕「じゃあ行く場所決定だ。」


{ナレーション}


 僕は彩夢の付き合ってる内に日牧元課長が殺された事件の事などの記憶が薄れていった。


 この後どうなるのか予測できない状態だ。


 僕は初めて彩夢さんとデートする。彩夢さんは大らかで芸達者だった。


 そしてついに日牧元課長を殺した犯人が捕まった。


{本文}


 仕事休みの日、僕は彩夢さんと初めてアパートから1㎞先にある4日前にオープンしたばかりのレストラン「七面鳥」へ連れて行った。この日が初デートだ。


 僕「着いたよ。ここだよ。」彩夢「凄く大きなレストランですね。」


 僕「実は昨日の夜に予約してたんだ。」


 彩夢「めちゃくちゃお客さんがいますよ。」


 僕「僕らの席は奥の個室だよ。」彩夢「個室もあるんですか。」


 僕と彩夢は店員に案内されて奥の個室へ。


 僕「楠野さん、何でも頼んでいいよ。お金は僕が出すから」彩夢「本当ですか。」


 彩夢はレストラン七面鳥看板メニューであるグリルチキンを注文。


 僕も看板メニューのグリルチキンを注文した。値段は5000円で結構ボリュームがあった。


 彩夢も満足してくれた。


 彩夢「グリルチキン凄くおいしかったです。また来たいですね。」


 僕「気に入ってくれて僕もうれしいよ。」僕は彩夢との距離を縮めた。


 アパートへ帰ると南と成美が待ってた。


 南「おじさんお帰り。」成美「楠野さんとのデートどうやった。」


 僕「凄く楽しかったよ。」


 僕はお酒は飲まないしタバコも吸わない。


 用事が済んだらまっすぐアパートへ帰る。それが僕なのだ。


 南「おじさんはお酒を飲まないしタバコも吸わないから逞しいね。家のお父さんはお酒をよく飲むしタバコは吸わないかな。」


 成美「私のお父さんとお母さんは時々飲み会でお酒をすっごく飲む時があるわ。タバコも吸うけど家ではベランダで吸ってるわ。」


 僕「大変だね2人とも。」


 南「まあ、息抜きのつもりで飲んでるかもしれないけどね。」


 成美「おじさん、楠野さんにプロポーズするなら明日から1週間以内がチャンスよ。」


 南「楠野さんの方がプロポーズしたりして。」成美「それもありか。」


 翌日僕はさっそく彩夢にプロポーズした。結果は・・。


 彩夢「踝さんがプロポーズするなんて夢にも思わなかったです。私と結婚してください。」


 まさかのスピード結婚。式は2ヵ月後にあげる事で合意した。


 彩夢の両親は資産家だった。僕は彩夢の両親に挨拶。


 彩夢の両親は僕と彩夢の結婚を承諾してくれた。


 彩夢の父勇「式はいつ挙げるのかな。」


 僕「2か月後です。」


 彩夢の母桃子「貴方、この人なら任せられるじゃない彩夢の事。」


 勇「君の仕事少し前に拝見させてもらったよ。なかなか素晴らしい成績があるじゃないか。これなら娘の事を任せられるな。」


 僕はうれしかった。でも今年本厄。何か不吉な事が起きなければいいが。


 アパートへ帰ると南と成美が待ってた。


 南「お帰り。」成美「今日プロポーズした。」


 僕「もちろんさ。ついでに彼女の両親にも挨拶してきたよ。」


 南「それで帰りが遅かったのね。」僕「南ちゃん、時間大丈夫?」


 南「実はお父さんとお母さんがこのアパートの大家さんと話し合ってるの。」


 僕「誰かこのアパートに越してくるのか?」


 南「2人のお姉ちゃんが越してくるの。今のマンションがちょっと窮屈になったからね。」


 僕「それでか。」南「しかもおじさんの部屋の隣よ。」僕「まじ。」


 3日後南の2人の姉が僕の部屋の隣に越してきた。


 長女 里乃「りの」19歳。


 身長170㎝、体重45㎏。髪型は肩までのストレートヘア。


 顔は普通、体形は細めだ。


 次女 彩香「さやか」18歳。


 身長168㎝、体重45㎏。髪型はストレートヘア。


 顔は普通、体形は細めだ。


 南「おじさん、おじさんは楠野さんと2ヵ月後には結婚するでしょ。」


 僕「そうだよ。」成美「実はね私と南はおじさんは結婚できると予測してたの。」


 南「結婚したら楠野さん働かなくなるけどおじさんがしっかりしてるから大丈夫かな。」


 僕「そうなるか。」南「おじさんは3年後社長になれる。」


 僕「え、僕が。」南「家のお父さんがおじさんの事高く評価してたのよ。」


 成美「それと、日牧元課長を殺した犯人が1週間後に捕まる。」


 僕「日牧元課長を殺した犯人は誰なんだ。」


 成美「日牧元課長を殺した犯人は日牧元課長の友人。殺した理由は金銭トラブル。日牧元課長は友人にお金を借りたまま返そうともしなかった事で結構もめたみたいね。」


 1週間後成美の予想は的中、日牧元課長を殺した犯人が捕まった。


 日牧元課長を殺した犯人は日牧元課長の友人だった達塚 直哉50歳。


 身長は170㎝、体重45㎏。髪型は短髪で顔はイケメンだった。


 これで日牧元課長が殺された事件は解決したと同時に借りたものは返さないと恐ろしい事になる事を実感した。


 特にお金はやばいと思った僕。


 南「おじさんはお金を友達に貸したりした事ないでしょ。」僕「ないよな。」


 成美「それが正解よ。お金を貸したら戻ってこない事もあるし今はそういう世の中よ。」


 成美の言ったとうりだ。お金を他人に貸すと帰ってこない事がある。


 南と成美は僕が例え結婚しても自分たちに好きな男性が見つからない限り僕の部屋へ遊びに来るつもりらしい。


 南と成美の予想は超怖いほど的中している。


 2ヵ月後僕と彩夢は結婚して彩夢が妊娠した。


 僕は南と成美のおかげでここまで出世できた。


 何時か南と成美に恩返しをする事を考えてる。


 後で分かった事だが南と成美が1ヵ月前に達塚直哉に日牧元課長の住所を教えたらしい。


 その結果日牧元課長の家に元友人であった達塚押し入り借りた金を返すように求めた。


 日牧元課長が拒むと持ってたサバイバルナイフで首を切りつけて殺害したとの事だった。


{ナレーション}


 日牧元課長を殺した犯人が捕まって事件は解決した。


 僕は南と成美のおかげで彩夢と結婚出来て出世できた。


 今度は南と成美に恩返しするのが僕の使命だと思ってる。

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