なぜ、絵本作家に、なろうと思ったのか

いま、ぼくは、絵本作家を、やっている。


なぜ、絵本作家になろう、と思ったのか。




幼い頃、ぼくは、絵本が、大好きだった。


絵本を、母に、読んで、聴かせることが、大好きだった。




そして、その頃から、絵本を、じぶんで、つくるようになった。


そうは言っても、市販の絵本の、真似をして、つくっていた。


だから、オリジナルでは、ない。


けれど、絵本を、つくることは、楽しかった。




時は経って、専門学生のとき。


ぼくは、どうぶつのことを、学んでいた。


どんな形でもいいから、どうぶつのために、何かを、したかった。




特に、ワンちゃん、猫ちゃんのために、やれることは、何かを、模索していた。


授業で習うことを、飼い主さんに言っても、受け入れてもらえないことも、多い。




そんな時、絵と文で、伝える、絵本でなら、受け入れてもらえるのでは、と思った。




けれど、ぼくは、絵が描けない。


諦めようか。


そう、思った時、先輩から、こう、言われた。




『絵が、上手いひとから、描いてもらえば、いいんじゃないの?』




ぼくは、ハッとした。


そうだ。


ぼくが、絵を描かなくても、絵を描けるひとと、共同で、絵本を、つくればいい、と。




それから、ぼくは、絵本づくりを、はじめた。


最初は、生涯で、一冊、絵本をつくれれば、いいと、思っていた。




そんな時、転機が、訪れた。




ちょうど、その頃、営業の仕事を、していた。


どうぶつ病院に、どうぶつ用の薬や、療法食をおろす、仕事だ。




院長先生の、奥さんの、ともだちが、絵を描けるひとだった。


その時に、ぼくは『ハロー』という、生まれたての赤ちゃんに、お母さんからのメッセージという形で、絵本の文を書いて、見せた。


その物語を読んだ、絵を描ける方が、絵をつけてくれ、絵本が、出来上がった。




自費出版。




人生で、はじめての、絵本。




この時から、ぼくは、絵本作家として、活動しよう、と思った。




ぼくは、縁で、絵本を、つくっていく。


ぼく、ひとりでは、絵本を、つくることが、出来ない。


それは、ネガティブなことではなくて、だからこそ、いろんな、ジャンルの絵本が、つくれる、ということだ。




ぼくは、分業スタイルの、絵本づくりを、することを、決めた。




これからも、いろんな、物語を、つくっていきたい。




もちろん、この、ひだまりカフェも、絵本にする。




ぼくが、決めたこと。




絵本作家として、日々の、ちいさな、気づきを、物語にしていこう、と思う。




ここまで、あなたの貴重なじかんをつかって読んでくれて、ありがとうございます。

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